高いカスタマイズ性で自分に合ったアンプサウンドを!!Positive Grid BIAS Desktop

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スタッフY です。

以前から「Positive Grid のBIAS Desktop の音がむっちゃ良い!!」とTwitter で流れてくるので興味津々だったんですが、Media Integration さんで取り扱いが始まったので早速使ってみた!!

BIAS AMP 2 – Media Integration, Inc.

このBIAS Desktop は先に出ていたiOS 版BIAS のPC/Mac 版になるんだけど、ハンパないカスタマイズ性で「自分による自分だけの自分(のギター)に合ったシステム」を組めるよ。

んで、音もめっちゃ良いのコレ!!

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アンプのフルカスタマイズ

色んなメーカーからアンプシミュレーターが発売されているけれど、それらとBIAS Desktop の大きな違いはカスタマイズの幅が挙げられる。

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よくあるアンプシミュの場合、ギターのヘッドとスピーカー、マイクを組み合わせる形になる。でも、このBIAS Desktop はアンプの中、つまりプリアンプやパワーアンプなどの真空管の交換を含めて詳細にカスタマイズ出来る。

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実は、IK Multimedia のAmpliTube でもプリやパワーアンプを組み合わせることが可能。ただ、このBIAS Desktop では、プリアンプ、パワーアンプに入力する前にローを削るなどの処理が出来る。

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これによって、低域の過入力を抑えることで歪んだ時にブーミーになるのを防ぐことが出来る。特にメタルサウンドで歪んだ時にローがやたら反応してしまうことになる場合、ここでローを削っておくことで対処できる訳だ!!

プリ管やパワー管を変えることで音のキャラを変えることが出来るのは前述した通りだけど、このBIAS Desktop では歪のアマウント量(5段階)も変えることが出来る!!

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上記はプリアンプセクションだけど、ご覧の通りインプットゲインと歪み具合を調整できる。

この手のアンプシミュって、どれだけプリ管やパワー管に音を突っ込むか?で歪を調整すると思うんだけど、BIAS Desktop ではインプットと歪の2 つを同時に調整出来るので、細微な歪みの調整が可能となっている。

あと、よく分からないがバイアスを調整することも出来る。

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恐らく、これって現実ではありえないようなことをやっているような気がする笑。真空管を交換する時ってバイアス調整がどうのこうのって遠い昔に聞いたことがあるんだけど、これを適切にしないと真空管がダメージ負ったり、良いサウンドを鳴らしてくれないんだと思う。

ただ、このBIAS Desktop はアンプシミュなので、真空管逝くとか気にすることなくどうでも弄れるww

で、触ってみた感想なんだけど、ここも基本的にキャラ決めって気がする。左に振ると音が少しさみしくなり、右に振ると逆にごきげんサウンドになる。ノリノリでディストーションキメたい時は、真ん中から右って感じだね。

tone stack では使用するEQ 部分(アンプ前面のトーンコントロール)を色々変えることが出来る。

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ここはトーンコントロールを変えることが出来るんだけど、最初に選んだアンプにマッチしたモノが選ばれている。それで気に入らなければ変えるもOK、そのまま使うもOK。何をやっても自由である。

transformer では自然なコンプレッションサウンドを得られる・・・のかな?それだけじゃないような気がするんだけど、ココらへんはマニュアル読んでもよく分からない笑。

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アンプから出てくる音って自然なコンプレッションがかかっているんだけど、それをシミュレートすることが出来るんじゃないか?と思う。間違ってたらごめん。コレはアンプに精通したギタリストじゃないと分からんかも^^

僕はアンプに精通していないギタリストだから・・・w

で、最終段にキャビとマイクのセッティング。

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これはもうお馴染みだね。

あ、そうそう。何気に使いやすいEQ も備わってるよ!!

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8バンドのグライコとパライコのどちらかが使える。グライコがギタリストライクな感じだね。

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実際の音はどうなのかね?

上記のようにむちゃくちゃなカスタマイズ性なので、初心者の方は「これ、使いこなせるかな・・・」と思うはず。でも、それぞれのセクションのツボを抑えておけば、必ずイメージに合うようなギターサウンドになると思う。

まず、このBIAS Desktop ではクリーンからメタル、果てはもっと凶悪な音までアンプのモデルが揃っています。(上位版のBIAS Professional ではGlassy、Crunch、Insane エクスパンション・パックが搭載されています。)

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ここから好きなモデルを選んでカスタマイズしていくのですが、それが面倒な方はPositive Grid のクラウドサービス(ToneCloud)で世界中のユーザーが自分のプリセットをシェアしているので、ここから色々ダウンロードして使うなんていうのもアリだと思う。

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上位版のBIAS Professional ではアーティストによるアンプ・マッチング・プリセットのダウンロードも可能らしい!!

ってことで、プリアンプやパワーアンプにまったく詳しくない僕が、ToneCloud で適当に落として少し弄って音を鳴らしてみた。

ギターが下手なのはアレだが、低域の鳴ってる感がマジでハンパないと思う!!本当にマイクで吸音したらこんな感じになるんじゃないか?っていうイメージ(妄想)通りの鳴り具合でぶったまげた。(アップしたのはmp3 ファイル)

もっと自分好み、もっと言うと自分のギターに合った設定にカスタマイズすることで、むちゃくちゃ良い鳴りを期待できる!!

確かにカスタマイズ性が高い故の弊害。つまり、気軽に使えないような敷居の高さがある。でも、それを補って余りある程に音が素晴らしい!!

本当の意味で「うおぉ!!鳴ってる!!」って思ったのは初めてかもしれない。

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アンプ・マッチングも期待できる

このBIAS Desktop は上位版のProfessional でアンプ・マッチングという機能を使うことが出来る。

Kemper で出来ること、と言えば分かりやすいかな?実際にアンプから鳴っている音を解析して、BIAS Desktop で似たような音を鳴らしてしまおうという機能です。

まだ僕はこの機能を使っていないんだけど、動画を見る限り良い感じにマッチしてくれている気がする。

これによって、友達のギタリストから音を送ってもらって、それをマッチさせて音をパク・・・参考にするなんてことも簡単に出来てしまいそう!!

本当に次世代のアンプシミュといった具合だね。