【読んだ】 新版 人生を変える80対20の法則 リチャード・コッチ (著)

売上の8 割は2 割の顧客から生み出される。

俗に言う「パレートの法則」。上記のような言い回しを聞いたことがある人は多いと思います。

パレートの法則 – Wikipedia

今回読んだ「人生を変える80対20の法則」でも「パレートの法則」が取り上げられているんだけど、どちらかと言うとビジネスでの視点で語られることが多い上記のことを、この書籍では人生というもっと広い視点で語っている。

この法則の大事な部分というのは「80」とか「20」という数字ではなく、世の中の事象には必ず不均衡が生じるということ。例えば、投入と産出、原因と結果、努力と報酬などの間にも不均衡が生じる。

努力する時間を比例的に増やすことで、結果が比例的に増える訳ではない。そのような線形的ものは「10:10」になるのだが、実際は努力する時間の2 割が結果の8 割を占めるというように非線形的な関係になる。(均衡ではなく不均衡)

顧客が増えればそれに比例して売上が伸びるわけではない。売上の8 割は2 割の顧客から生み出される。というのも、この不均衡からきている。

だとすると、ビジネスではより売上を生み出してくれる2 割の顧客を大事にすることで売上を伸ばすことが大事であり、売上をあまり生まない顧客に対するリソースを売上を生み出す顧客に投入するということが大事になってくる。

貴重な2 割に費やす時間とエネルギーを増やすことで、得られる利益を増やす事ができる。

これまで「2」とか「8」とか数字を挙げたけれど、これは例えであって実際の数字とは違ってくる。「4」なのか「7」なのか、「9」なのか。それはデータを解析してみないと分からないのだが、必ず不均衡になっているというのが大事な点。

これはビジネスだけではなく、人生に置いても言えること。

「時間」や「人脈」などにもこのような不均衡が生じる。

自分の活動において大きな黒字を出しているものは何だろうか?自分に大きな利益をもららしているものは全体の一部ではないだろうか?それに気付くことで、その一部に集中的に投資しプロセスをシンプルにすることが出来る。

どういう要素の20 %が結果の80 %を決定しているのか、それを常に自分自身に問いかけることで、行動パターンを変えて、重要な20 %に力を集中出来るだろう。

今まで注いできた活動の時間に見合った成果を得ているだろうか?もし得ていないのであれば、本書の「80 対20 の法則」に基いて考えてみよう。

ここまで読むと、「80 対20 の法則」というのは成果至上主義のように感じる人が多いと思う。しかし、人間の満足感、幸せだと感じる気持ちというのも、この「80 対20 の法則」が適用できる。前述したように、必ず不均衡が生じるからだ。

あらゆることに不均衡が生じるのだから、「80 対20 の法則」を常に考えることは人生の置いても大事なことだと思う。つまらないことに関わっていてもしょうがないのだから。

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