【読んだ】 ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文(著)

堀江さんの書籍を読むのは「稼ぐが勝ち」に次いで2 冊目になる。

ご存知のように、堀江さんは所謂ライブドア事件で強制捜査に遭い、その後収監されることになる。上記の「稼ぐが勝ち」はライブドア事件が起こる前に書かれた書籍にあたる。

いかにも挑発的なタイトルなのだが、時間単位で働いて搾取されながら給料をもらう仕事よりも、自分で稼ぐ仕事の方が良いということを語りかけているような内容で、実に興味深く読んだ記憶がある。

そして、今回は服役後に発刊された書籍「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を読んでみた。服役前後で考え方が変わっているのか、またこの書籍では幼少の頃から書かれているので、どういう少年時代を送っていたのか知りたかったからだ。

結論から言うと、服役前後で考え方はまったく変わっていない。

堀江さんのことを「マネー至上主義」と揶揄する人がいるかもしれないが、僕はそう思っていない。フジテレビを巻き込んだ買収騒動など、お金への執着が高いように思うかもしれないが、それは当時、株式会社として利益を出し株主に還元することが当然のことだったと思うからだ。

刑期満了から2 年間は取締役になれないという縛りがあるため、現在の堀江さんは個人で積極的に動いている印象がある。そして、利益を出すというよりも、自分が不便だと思うことを正すことに力を入れているように見える。

この「自分が不便だと思うこと」というのは、意外に見つけづらい。それは、自分自身が今の環境に慣れきっているため疑問を持たなくなっているからだ。この思考停止によって常識に縛られてしまう。

その常識に異を唱える堀江さんが世間から常識外れと揶揄されるところを散見するが、そのように揶揄している人より新しい可能性や未知へのチャレンジをしている堀江さんの方が僕は好きだ。

この書籍では「ゼロの自分にイチを足す」ことの大切さが語られている。

常識に縛られていると、このイチを足すことがなかなか出来ないかもしれない。イチを足すためには自ら一歩前進しなければならず、ムリだと思っていてはこの一歩が踏み出せない。

元々、子供の頃は出来るかどうかで判断せず、やりたいと思ったら躊躇なくやっていたはず。ただ、世間の求める大人というのは「扱いやすい」「言うことを聞く」都合の良い人間なので、いつの間にか出来ない理由を考える人間になってしまう。

そこには工夫も何もなく、思考停止に陥ってしまう。

自分自身のイチとは何だろうか?どうやってイチを足していこうか?

当たり前だが、具体的に「このイチを足せ」と書籍の中では教えてくれない。そのイチは人それぞれ違うからだ。それをゆっくりのペースでも良いので一緒に足していこう。

頭のなかにある堀江貴文という人物のイメージを取っ払って、文面通りに意味を取ってみて欲しい。決して色眼鏡で読まず、自分の目で読んで欲しい。

それこそがまさに、あなたの最初のイチになっているのではないだろうか。

読んだ後はきっと、一歩踏み出したい気持ちになっていると思う。

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