まず一言、言っておきたい。僕はSampleTank 3 をむちゃくちゃ心待ちにしていたひとりである。
うおおぉっぉぉおぉぉっぉおぉぉっぉ!!!!! RT @ikmultimedia IIT'S OFFICIAL! SAMPLETANK 3 WILL BE SHOWN AT NAMM 2014! @NAMMShow #NAMM 60 pic.twitter.com/UEdEl3fWJA
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2013, 11月 24
SAMPLETANK 3 きたーーーーーー!!!!!!ぬおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2013, 11月 24
よって、発売日前に当然のようにST2 からのアプグレのプレオーダーに申し込みました。大体10,000円くらいだったかな?
もちろん、今触っているよー!!!
第一印象は普通
まだ触って間もないのが前提だけど、このSampleTank 3 の所感は「すっごい普通」ということ。
色々パッチを選んで音を出してみたんだけど、どれもこれも「普通」に感じる。
SampleTank 3について。サラッとしか音出してないんだけど、すっごい普通に感じる。なんだろこの感じ。すっげー普通w
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2014, 7月 25
ただ、ここでいう「普通」というのはネガティブな訳ではなく、前作のSampleTank 2 でもSonik Synth 2 でも思っていたことなんだけど、あくまで主役ではなく脇役的な、そういう意味での「普通」さを感じる。
マルチ音源に何を求めるか?ってことなんだけど、主役的に使いたいのなら専用音源を使うべきなんだろうなぁと。
このSampleTank 3 はあくまでその補完という位置付けにピッタリな気がします。
あと、言葉では言いづらい部分なんだけど、「普通」だからこその使いやすさっていうのもあると思うよ。
積極的に加工していこう!!
このSampleTank 3 では内部エフェクトでT-RackS 譲りのエフェクトなどを搭載しています。
このエフェクト群がマジで強力!!
中で積極的に音を加工して使う上では抜きん出たマルチ音源だと思います。
そもそも、SampleTank 2 でもSonik Synth 2 でも積極的に音を加工しろというのがアリアリと見えていた訳だけど、今作でも同様の印象を受けます。
各パッチ自体に既に内部エフェクトがかかった状態なのが多いんだけど、そのエフェクトを変えて自分好みの音にしたり、EDIT ページでフィルターやLFO によってパッチをエディットする。
ベースのパッチを内部エフェクトによって簡単にブリブリとした音に出来るし、シンセのパッチにLFO を適用して簡単にゲート効果などを得ることが出来る。
ちなみにLFO のルーティングはSampleTank 2 のルーティングをそのまま継承してるので、自由度が制限されている。その分、直感的に使えるんだけど^^
積極的に加工して内部で完結させる。そういう使い方においてはとても使いやすいマルチ音源だと感じますね。
これから拡張していく・・・のかな?
僕は過去に以下のようなツィートをしています。
Sampletank3が出たとしたら、プリセットの多さで勝負するしかないだろうと思ったり思わなかったり
— R指定ギタリスト Yuuki-T (@project0t) 2012, 9月 30
マルチ音源というカテゴリーではKONTAKT やHALion があるので、今更出しても厳しいだろうなぁとずっと思ってました。だから、SampleTank 3 では豊富なプリセット(音色)で勝負して欲しかった笑。
前作のSampleTank 2 では親に対して子となるプリセット作るというようなコンセプトだったと思うんだけど、その子プリセットを充実させて欲しい。その延長でついでに親も充実させて欲しいと思っていました。
で、今回のSampleTank 3 なんだけど、前述のように「普通」と感じた。
「これ、どこで使うの?笑」という音はほとんどなく、あくまで曲の中で使える音が備わっている。
ただ、そのせいで「SampleTank 3 じゃなくて他社のマルチ音源でいいじゃん」という意見も自分の中で出てきてしまう。
この音源をオススメ出来る人ってどういう人なんだろ?と考えた時に、マルチ音源を持っている方が敢えてもう1台買うというのはないかなぁ・・・というのが正直な感想。
ミロスラフやSampleMoog などのライブラリを使いたいという場合にはオススメ出来るけど^^
なんてなことを思いながら画面をマジマジと見てたら「カートボタン」を見付けた!!
押してみたらIK のショッピングサイトにブラウザで繋がるだけなんだがww
わざわざこの「カートボタン」を備えているということは、これからXpansion Tank 2 のような拡張音源を出していくというIK の意思だと認識した!!
そうであるならば、これからどんどん音色が増えていくということに繋がるので、僕の懸念が解消される・・・かもしれない。
最後に
色々書いたけど、IK Multimedia 名古屋支部代表としては待ちに待ったSampleTank 3 です!!
音をサラッと聴いてみた上での印象を書きましたが、曲中で実際に使ったら印象がまた変わるかもしれない。
なんだかんだ、SampleTankシリーズってサンプラー的な機能があるようでないので、逆に操作しやすいんですよね。
音色のサンプル庫として今後どんどん拡張していってくれたら嬉しいです。
インターフェースを真っ赤かにしなかったのはナイスですね!!