Logic Pro X で追加されたビートグループ機能で変則的な拍子も思い通りのクリックに!!

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全力ギタリスト Yuuki-T です。

皆さんもご存知のように、バンドを組むためにずっとデモ作りに励んでいます。その際に使用しているDAW はもちろんLogic Pro X です。

MacのためのLogic Pro
あなたのMacを、すべてを備えた完全なプロ仕様のレコーディングスタジオに変えるLogic Pro。最初の一音から最後のマスタリングまで、ミュージシャンに必要なものが全部そろっています。

バンドのデモはライブをイメージして作っているので、ここは気持ち溜めたいみたいな感じで、符割に合っていないブレイクなどがバンバン出てくる曲があるんですよね。

その時に多いのが9/8 拍子とか7/8拍子あたりの、微妙に符割に合っていないパターンが多いかな。

以前のLogic ではメトロノームをこれらの拍子で鳴らすと、8分のクリックが「ダダダダダ」と連打されて不快極まりないクリック音でした。ところが、どうやらLogic Pro X 10.2.1 から追加されたビートグループ機能で解消しているみたいです!!

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新しく追加されたビートグループ機能

新しく追加されたビートグループ機能を使用することで、変則的な拍子を複合拍子で表すことが出来ます。

例えば、7/8 拍子の場合。以前までは8分でクリックが連打されていました。

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この状態でメトロノームが鳴っていると、僕には符割が分かりづらいんですよね・・・ということで、これに新しく追加されたビートグループ機能を適用してみます。

どうでしょう?ビートグループ適用前と後の違いが分かりますか?上記では7/8 拍子の箇所を「3/8 拍子 + 4/8拍子」に分けています。なので、7/8 拍子という変則的な拍子であっても、符割が見えやすくなっています。

拍子の変更やビートグループの設定は、鉛筆ツールで「キー/拍子」トラックの目的の時間位置をクリックし、「拍子」ダイアログで内で設定します。

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ダイアログ内の「ビートグループ」で複合拍子を設定します。今回は上記のように「3+4」と記載して、7 拍子を3 拍子と4 拍子に分けています。もちろん、ここでの設定は自由ですので、例えば「2+2+3」という分け方も出来ます。

また、この「ビートグループ」は設定した拍子で個別に設定出来ます。

例えば、9/8 拍子と7/8 拍子が混在している場合、9/8 拍子を「3+3+3」、7/8 拍子を「3+4」と分けて表すことが出来ます。

メトロノーム設定でグループの音を調整する

上記までのように、ビートグループ機能によって複雑な拍子も簡単な複合拍子として表すことが出来ます。

また、メトロノーム設定からビートグループの頭で鳴るクリック音を調整することも出来ます。

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僕はデフォルトの状態からピッチを上げていますが、必要であれば、ここで自分の分かりやすい音に変更しましょう。