いぇ〜い!!音楽活動楽しんでるぅ〜??
音楽楽しいぜベイベーギタリストYuuki-T(@project0t)だぜ!!
世の中にはDAW 付属品も含めて数多くのディレイが出回っているので、どのディレイを使ったらいいのか分からない・・・という方も多いのではないか、と思っています。
個人的には色んな質感が楽しめてプリセット数もハンパないSoundToys のEchoBoy をオススメするけど、UI 的に使いやすいかどうか?と言われると、最初は理解しづらいかもしれない。
ディレイに限った話ではなく、色んな機能を詰め込むと設定できる項目が増えてどんどんUI が複雑になってくるんですよね。
そんな中、音の良さとUI のユーザビリティのバランスが絶妙なディレイプラグインを発見しましたっ!!それが今回紹介するNative Instruments のREPLIKA です!!
簡単操作でハイクオリティなディレイ音を楽しもう!!
実は今回紹介するNative Instruments のREPLIKA は2年ぐらい前に無償で配られていたディレイプラグインです。もしかしたら、皆さんの中にも当時恩恵にあずかった方がいらっしゃるかもしれませんね!!
僕もその恩恵にあずかった人ですが、ディレイに関しては他に使うものがあったので今まで使う機会がなかった・・・それが、ふとしたキッカケで使ってみて音の良さと操作のしやすさにマジでビビった!!今まで使ってこなかったのを後悔したぐらいだ笑。
このREPLIKA は3 つのセクションに分かれており、左からディレイのモード選択、ディレイタイムなどの設定、ディレイ音のモジュレーションを設定します。
モジュレーションを使う機会はさほどないので、基本的にはディレイのモードとディレイタイムなどの設定を触るだけでOK。サクサクっと設定出来るのがREPLIKA の売りのひとつでしょう!!
操作が簡単でも肝心の音はどうなんだ?と誰しも思うでしょう。その点、このREPLIKA は3 つのディレイモードがあり、そのどれもキャラが立ってて使いやすく、音もめちゃくちゃ良いんです!!
クリーンで伸びやかなModern モード
ディレイモード「Modern」はクリーンで伸びやかなディレイ音という特徴があります。ギターやピアノなどのアコースティックなパートから打ち込み系に至るまで、幅広い用途に使えるディレイだと思います。
REPLIKA ではディレイモードを切り替えると、それ専用のパラメータが出現してディレイ音を調整出来ます。「Modern」 ではディレイ音に対するサチュレーションとフィルタリングが可能です。
クリーンで伸びやかなディレイ音なので、人によっては綺麗過ぎると感じるかもしれませんね。その場合は、フィルターでハイカットをしてみたり、サチュレーションで汚してみるといいでしょう!!
※REPLIKA OFF
※REPLIKA ON
上記はボーカルサンプルにREPLIKA の「Modern」モードでショートディレイをかけて、ボーカルに僅かな強調と広がりを出しています。また、サチュレーションを少しかけて、よりボーカルが目立つようにしています。
これによって曲中でも埋もれないボーカルサウンドが簡単に出せると思いますよ。
ローファイなVintage Digital モード
上記の「Modern」モードと対照的なのが、この「Vintage Digital」モード。このモードは初期デジタルディレイをモデリングしたような質感になっています。
昔のデジタルディレイはメモリ領域が少ないので、長いディレイタイムを設定したりするとサンプリングレートを落として処理しないといけなかった。そのため、ディレイ音が劣化してしまうのですが、その劣化が逆に良かったりするのが昔の名器の良いところだったりする訳です。
「Vintage Digital」モードでは、ディレイ音にその劣化が反映されて出力されます。一言で言えば、「Modern」モードよりもローファイなディレイ音です。
もちろん、「Vintage Digital」モード専用のパラメータがありますよ。「Quality」ではディレイ音の劣化具合を4 段階で調整することが可能です。
※REPLIKA OFF
※REPLIKA ON
フィルタリングをしていないにも関わらず、一聴して分かるローファイな質感。これが「Vintage Digital」モードの特徴です!!
ディレイとリバーブの中間のようなDiffusion モード
恐らく、REPLIKA の最大の特徴はこの「Diffusion」モードだと思う。このモードはディレイというよりもリバーブを付加するような、そんなイメージのモードですね。
ディレイとリバーブの中間のようなサウンドなので、パラメータもリバーブに近いパラメータになっています。
「Amount」が低い時はディレイ音にリバーブが付随しているようなサウンドですが、高くすればするほどリバーブ成分が濃くなりディレイとは異なった空間サウンドになりますよ。その他の「Size」では空間の広さとリバーブディケイ、「Movement」はピッチなどのモジュレーションになります。
とにかく、このモードの特徴はディレイとリバーブの中間の鮮やかな空間サウンド!!
※REPLIKA OFF
※REPLIKA ON
上記はボーカルのサンプルにREPLIKA の「Diffusion」モードで空間系サウンドを付加してみました。どうです?これ、ディレイのみで行っているサウンドには聴こえないですよね?笑。
ここでのポイントはディレイタイムをリバーブのプリディレイのように使用し、モジュレーションセクションでローパスを適用しているところです。
この独特の空間サウンドを是非体験してみて下さいね!!
ディレイのステレオセッティングとモジュレーション
上記までのサンプル例ではピンポン的にディレイを使用していませんでしたが、もちろんピンポンディレイとして使うことも出来ますよ。
ステレオモードにはピンポンの他に、ノーマルとワイドがあります。ノーマルとワイドの違いは左右のディレイにオフセットがかかっているかいないかですね。オフセットがかかっているワイドだと、モノトラックでも左右の広がりを感じとれるディレイになります。
これまでのサンプル例では常にワイドで使っていました。ワイドの広がり感がすっごい好きなんですよね笑。
また、モジュレーションではフェイザーとフィルターを適用でき、これによって動きのあるディレイサウンドが出せます。ただ僕自身、あまりこの機能は使わないかな。特殊な効果を出したい時に使うようなイメージですね。