ただの簡易版ではない!!独特のプッシュ感を与えよう!!SoundToys Little Radiator

スタッフY(@project0t)です。

先日、独特のザラつき感を与えるSoundToys のRadiator について記事を書きました。ややクセの強い味付けながら音が生き生きとしてくるので、楽曲が平坦に聴こえる方に大変オススメのプラグインですね!!

独特のザラつきで音が生き生きと際立ってくる!!SoundToys Radiator – どん底からの音楽生活

さて、SoundToys のいくつかのプラグインでは、例えばMicroShiftLittle MicroShift というように、その簡易版のプラグインも存在します。

前回紹介したRadiator についてもLittle Radiator という、パッと見では機能を省略した簡易版かな?と思ってしまうプラグインがあります。

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ただ、これがまったく簡易版ではなく、Radiator では得ることが難しい音のプッシュ感が大変素晴らしいプラグインなのです!!

60 年代のマイクプリアンプの質感を与えよう!!

このLittle Radiator はAltec 1566A マイクプリアンプをモデリングしたプラグインです。マイクプリアンプがベースなのでRadiator にはない音のプッシュ感があるのが特徴ですね!!

また、Radiator では独特のザラつきがありました。Little Radiator でもその傾向があるにせよ、クセが強いという印象はそこまで感じません。もちろん、独特のザラつきはありますが、それにプラスして音がグッと締まり重心が少し下がる印象です。

こういったマイクプリをモデリングしたプラグインの良いところは、通した後のエフェクトのノリがすごく良くなることではないでしょうか。このLittle Radiator も同様で、これを通すか通さないかで音の存在感がまるで違います。

他にはない独特のザラつきとプッシュ感を与えてくれる、そんな素晴らしいプラグインですね!!

歪みやすいので入力レベルに気を付けよう!!

このプラグインは良くも悪くも音が歪みやすいという特徴があります。

その歪みが邪魔と感じるか良いと感じるかは人それぞれなんですが、例えばボーカルを通した場合、ダイナミクスレンジが広い(小さな音と大きな音の差)と突っ込み具合によっては大きく声を張った箇所だけ歪んでしまう・・・ということが起きてしまいます。このプラグインの入力レベルは結構シビアなんですよね。

よって、レンジの広いパートの場合は、トラックを分けるか前段でコンプやオートメーションなどでダイナミクスを少し整えたり、パラレル処理によって旨みを足すような使い方をするのが良いと感じます。

また、歪みに関しては、Little Radiator のBIAS スイッチから歪みのキャラを切り替えることが出来ます。

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このBIAS スイッチをON にした時の歪みがめっちゃ独特!!ものすごく不均一な歪みなので、音に歪みを加えたいと明確な目的がある時に使ってみると良いでしょう!!

最後に

マイクプリアンプをモデリングしたプラグインは僅かな味付けなので、中には「あれ?音変わってる?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。そういったプラグインの中でも、このLittle Radiator はちょっと異質。洗練という言葉の対極に位置するようなプラグインです。

ただ、その僅かながら独特のザラつきとプッシュ感は他では決して得ることが出来ないでしょう。

各トラックの頭に挿して僅かにドライブさせてみて下さい。音の存在感が一気に増して、自身の楽曲の説得力がより出てくると思いますよ!!

たまには思いっきり突っ込んで歪ませてみるのもアリです。パラレル処理によって簡単に音を落ち着かせることが出来ますし、BIAS をON にした時の過激な歪みも楽しんでみて下さい!!

あらゆるパートに気軽に使ってみて下さいね。特に僕のようなノリノリのロックが好きな人には大変オススメのプラグインですよ。

SoundToys – Radiator | Media Integration, Inc.

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