【DTM】Waves C1 で指定した帯域をトリガーさせてコンプ処理

スポンサーリンク

前回のSpectrasonics デモでサイン波のパッチを使っているんですが、ミックスする際にちょっと困ったことが起こりました。

 

上記は処理する前のサイン波のフレーズ。

ピーンと高音が鳴っている箇所。聴覚上飛び抜けて聴こえてしまうのでコンプ処理で抑えたいんだけど、普通にコンプかけると全帯域をトリガーしてコンプがかかってしまう。(コンプ処理させたくない中低域もコンプがかかって意図した結果を得づらい)

飛び抜けて聴こえる帯域のみコンプ処理させたいということで、今回はWaves C1 で高音部分が入力された場合のみコンプが作動するようにしてみました。

 

分かりやすいように実際の曲中の設定よりも過度にコンプをかけています。実際のデモではレシオをもっと小さくしてアタックタイムもちょい遅め、リリース早めにして均すような感覚でコンプ処理してます。

ほぼ、高音部分のみがコンプ処理されているのが分かると思います。

以下はWaves C1 の設定画面。

20141102-2

上記のようにEQ Mode でサイドチェインを指定しました。サイドチェインに指定することで、下部のフィルターセクションで指定した帯域をトリガーしてコンプが作動するようになります。

20141102-3

下部のフィルターセクションではハイパスフィルターを選択し、高音部分をトリガーするようにFrequency を設定しました。今回は1.5KHz 付近ですね。

このような設定を行うことで、簡単にサイドチェインさせることが出来ます。

EQ Mode には他にSplit があります。Split では下部のフィルターセクションで指定した帯域「のみ」コンプ処理させることが出来ます。

20141102-6

今回はサイドチェインで得たい結果が出ましたが、場合によってはEQ Mode をSplit にしてピンポイントでより抑えこむという使い方もアリですね!!

Waves C1 はとても反応が良いコンプで使いやすいですが、フィルターなどを駆使することで細かい処理もこなすコンプになると思いますよ。