Waves Chris Lord-Alge Signature Series のレビューをしてみて、改めてSignature Series について思うこと

表題のように、これまでWaves Chris Lord-Alge Signature Series の各プラグインについて全てレビューしてきました。個人的にはやり遂げた感でイッパイです笑。

Waves – Chris Lord-Alge Signature Series | Media Integration, Inc.

実際に自分の楽曲で使いながらレビューしていきましたが、使っているうちにSignature Series 全体的な良さみたいなのが改めて見えてきました。今回はWaves Chris Lord-Alge Signature Series のレビューのまとめのような形でそれらを書いていこうと思います。

Signature Series はどういう人にオススメなのか

Waves Chris Lord-Alge Signature Series を使う前は、簡単にそれらしい音が得られるという利便性に重きを置いていました。もちろん、それは今でも変わらないのですが、「簡単にそれらしい音が得られる」と書くと、初心者に向けた製品のように感じられるかもしれません。

ただ、このSignature Series は初心者の方だけが使うにはもったいな過ぎるんですよね。

時間的リソースを別のことに分配出来る

曲作りに精を出していると、いつの間にか楽器の練習をしなくなったりインプット/アウトプットのバランスがおかしくなったりする。それらは時間配分がより良く行われていないために起こるのですが、働きながら曲を作ったりしていると、どうしてもバランスがおかしくなる。

そこで、Signature Series のようなお手軽ツールを使うことで、リソースを空けてバランスを保つことが出来るのではないか?と思っています。

日々の生活に追われながらも毎日毎日曲を作っている人にこそ、このSignature Series を使ってみてほしいと思うのです。そして、空いたリソースを有効に活用することで、これまでとは少し違う音楽ライフが楽しめると思います。

ちなみに、僕個人の話をさせて頂くと、Waves Chris Lord-Alge Signature Series で短時間で人に聴かせるには十分なクオリティーが出せるようになったので、曲を作るペースも上がり、ギターの練習やこうしてブログを書く時間も取れるようになっています。

プレーヤーがエンジニアに託すような感覚で処理出来る

各レビュー記事で度々「直感的に操作出来る」と書いているけれど、それは自分の頭の中にあるイメージを出しやすいという意味。「ギターはグワッと!!」とか、「キックはドスン!!」とか、そういうイメージはあるけれどそれが出せないという方が多いと思う。

このSignature Series は大物エンジニアの方々の処理のルーティンをプラグインとして提供されているもの。極端な話、エンジニアそのものと言える。

グワッ!!とかドスン!!とか、そういう頭の中にあるイメージをSignature Series では簡単に出せるのだが、あたかもそれは、こちらの擬音のような曖昧な指示をエンジニアの方が「はいはい、こういう音ですね。」と汲み取って処理をしてくれるように感じるのだ。

つまりは、プレーヤー目線で使いやすいように設計されているのが、このSignature Series のポイントだと言える。

プレーヤーというのはミックス以降の工程は出来るだけ排除して、楽器を弾いていたい、曲を作っていたい、そんな人達が多いと思う。そして、こうも思う訳だ。「俺の曲を著名なクリス・ロード・アルジにミックスして欲しい」と。

それらを全て叶えたものが、このSignature Series だと思っている!!(もちろん、実際は違うのだが笑。)

EQ やコンプなどがある程度揃っている人にもオススメ

EQ やコンプなど、各メーカーから色々出ているので、それらをいくつも所持している方が多いと思う。とりわけ、アナログ機材をモデリングしたものは同じ機種であっても各メーカーから出まくっているので、「Pultec EQ 3 台持ってるぜ!!」というツワモノもそんなに少なくないのではないだろうか。(ちなみに、僕も3 台持ちだ笑。)

アナログモデリングだけではなく各メーカー色々特調のあるプラグインを出しているので、そこに敢えてどこかお手軽ツールのイメージがあるSignature Series を導入しようとは思わないかもしれない。

ただ、このSignature Series は明らかに製品のベクトルが他のものと違う。

他のものは製品自体をモデリングしているが、Signature Series はその人が行っている処理をモデリングしている。そのベクトルの違いにより、他の製品と大きく差別化出来ていると感じる。

ある程度プラグインが揃っている方であっても、このようなベクトルの違うプラグインを導入してみるのも面白いのではないだろうか?

Signature Series は細かなミックスよりも音作りが得意に感じる。音作りで使用するプラグインというのは、ある程度揃えていたとしてもそれほど手持ちには多くないように思う。そういったことから音作りの面から使ってみるのもオススメだ。

最後に

正直、このSignature Series はあらゆる人にオススメなのだが、以下のようにどういう方にオススメなのか?僕が感じた点を上記に書いておいた。

  • 時間的リソースを空けたい人
  • プレーヤー志向が色濃く出てる人
  • 系統の違うプラグインが欲しい人

確かにSignature Series はお手軽ツールと感じるので、こればかり依存してしまうのはどうか?とも思う。ただ、これを使用することでのメリットはやはり無視できない。

特に、僕はギターも弾きたいし曲作りにばかり時間を割くことはしたくない。でも、きちんと曲は作りたい。そんなワガママを最短で実現させてくれるところに魅力を感じる。

ただ、1 点。注意点がある。

当たり前のことなのだが、処理する前の音は出来るだけ良い音で録っておく/作っておくこと。いくらSignature Series が良いとは言っても、処理する音が悪かったら魅力は半減だ。

そういった前段階のことに注力出来るのも、このプラグインの魅力だと思う。

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