AIでプロのベースラインが作れる!Logic Pro 11の新機能Bass Playerを徹底解説

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今回のYouTube動画では、Logic Pro 11で新たに追加されたSession PlayerのBass Playerを紹介しています。

DTM初心者にとって、ベースの打ち込みは非常に難しいと感じる作業。そんなDTM初心者の悩みを解消するための強力なツールが、今回紹介するBass Playerです。

今回の記事では、Bass Playerの概要、DTM初心者がベースの打ち込みを難しいと感じる理由とBass Playerが便利な理由、実際の使用例について詳しく解説します。

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Logic Pro 11の新機能Bass Playerを徹底解説

Logic Pro 11の新機能であるBass Playerは、AIを活用してベースのフレーズを自動生成する機能です。プロのベーシストの演奏を模倣し、リアルで多様なベースラインを提供してくれます。

Logic Pro 11 Bass Player

※Bass Player デモ

※Bass Player ソロ

これにより、DTM初心者でも簡単に質の高いベースラインを作成できるのがポイントです。

なぜベースの打ち込みは難しいのか?

DTM初心者がベースの打ち込みを難しいと感じる理由はいくつかあります。

リアルな演奏の再現が難しい

ベースの演奏には、スライド、ハンマリング、プリングオフといった特有のテクニックが多く、これらを自然な演奏としてMIDIで再現するのは非常に難しいです。ですが、これらのテクニックを適切に取り入れないと、打ち込んだベースラインが機械的なフレーズになってしまいます。

また、ベースのリアルな演奏を再現するためには、ベロシティや音価(音の長さ)を適切に調整することも重要です。これを怠ると、音楽にダイナミクスがなくなり、平坦な音楽になってしまいます。

音楽理論の理解が必要

また、楽曲にマッチしたベースラインを作るには、コード進行やスケール(音階)等の音楽理論が必要になります。DTM初心者の多くが音楽理論に精通している訳ではないので、自然なベースラインを作ることが難しくなっています。

Bass Playerが便利な理由

Logic Pro 11のBass Playerは、これらの問題を解決するための多くの機能を提供しています。

リアルな演奏を再現する

Bass Playerは、リアルなベースの演奏を再現します。

ベースのリアルな演奏を再現するためには、ベロシティ(音の強弱)や音価(音の長さ)を適切に調整することが重要であり、スライドやハンマリング、プリングオフといった特有のテクニックを織り交ぜる必要がありますが、Bass Playerが生成するフレーズは、これら全てを考慮したフレーズを作ってくれます。

音楽理論不要

Bass Playerは、楽曲のコード進行に基づいた最適なベースラインを作ってくれます。

シンプルなコード進行であっても、複雑なコード進行であっても、コード進行やスケールに応じた最適なベースラインを作ってくれます。私のような音楽理論に精通している訳ではない方にとって、非常に心強い機能だと思います。

実際の使用例

ここからは、実際にデモを使いながら、Bass Playerを使用して具体的なベースラインを作成する手順を紹介します。

Bass Player使用例 1 (メローな楽曲)

以下のデモに対して、Bass Playerで楽曲にマッチしたベースラインを作ってみます。

※デモ

このようなメローな楽曲にマッチしたベースラインを考えて打ち込むことは、非常に難しい。ですが、Bass Playerを使えば、誰でも簡単に楽曲にマッチしたベースラインを作ることができます。

今回はベーススタイルから、音色が楽曲にマッチしている「Pop Songwriter」を選択し、Session Playerエディタにあるビートプリセットから「Inner Strength」を選択します。

ベーススタイルとビートプリセットの選択

私は音色が楽曲にマッチしているかどうかを基準にして、ベーススタイルを選択することが多いです。また、ビートプリセットとは、ベースラインのプリセットのようなもの。色々切り替えながら、イメージに近いベースラインを選んでください。

※Bass Playerデモ

非常にシンプルながら、楽曲にマッチしたベースラインですよね。

ここでのポイントは、ベースのフレーズが楽曲のコード進行に追従していること。Logic Pro 11からコードトラック機能が追加されており、プロジェクト内のすべてのSession Playerを、指定したコード進行に従わせることができます。

コードトラックにコード進行を指定

今のベースラインはシンプルすぎるため、もう少しメロディアスでラインが強調されたフレーズにしてみようと思います。

ベースラインの修正は、主にメイン画面で行います。

ベースラインの修正はメイン画面で

フォロー機能によって、エレピにマッチしたリズムパターンにします。

※フォロー機能 OFF

※フォロー機能 ON

フォロー機能

エレピのフレーズとベースラインがうまく調和してますよね。このように、フォロー機能によって、指定したトラックにマッチしたフレーズに瞬時に修正可能です。

真ん中の「メロディ」「オクターブ」「フレーズ」では、どの程度ベースラインを動かすのか、「フィルの量」「フィルの複雑さ」では、経過音の扱いを調整します。

ベースの動きと経過音を調整

  • メロディ:ルート主体にしたいのか、動きのあるベースラインにしたいのか
  • オクターブ:オクターブを使うのか使わないのか
  • フレーズ:ベースのデュレーション(音価)

今回はもう少しメロディアスにしたいので「メロディ」を普通にて、経過音が入った滑らかなベースラインにしたいので、「フィルの量」「フィルの複雑さ」共にやや上げます。

完成したベーストラックを聴いてみてください。楽曲にマッチしたベースラインになってますよね。

※Bass Player デモ

ベースをソロで聴いてみると、決して機械的なフレーズではなく、スライドやハンマリング等のアーティキュレーションできちんと表現された、リアルな演奏を再現しているのが分かりますよね。

※Bass Player ソロ

Bass Player使用例 2 (8ビート主体のロック)

今回のYouTube動画では、8ビート主体のロックサウンドにマッチしたベースラインも作っています。興味がある方は、是非動画もご覧ください。

まとめ

Logic Pro 11のBass Playerは、DTM初心者にとって非常に強力なツールです。

AIを活用した自動生成機能と詳細なカスタマイズオプションにより、誰でも簡単に高品質なベースラインを作成することができます。特に、リズムやコード進行に沿ったリアルな演奏を再現するための機能が充実しており、初心者でもプロフェッショナルなサウンドを手軽に実現できる点が大きな魅力です。

DTM初心者の方は、ぜひこの新機能を活用してください。