ここ数日、新たに導入したXLN Audio Addictive Drums 2 をマニュアル片手に色々イジっておりました。
前バージョンの違いはどこかな?と思いながら触ってたんだけど、「むっちゃ変わってるコレ!!」っていうのは正直ない笑。操作性の向上と痒いところに手が届く機能がチラホラ付いたくらいかな。
でも、前バージョンの段階で「スプラッシュ使うとクラッシュが2 枚しか使えなねーぞ!!ファ○ク!!」っていうこと意外はすごく満足してたので、僕の中で現バージョンも大満足ですニッコリ
そうは言っても、前バージョンから進化しているAddictive Drums 2。実はこのバージョンからTone Designer というキットの響きを調整する機能が追加されたのだ!!
Tone Designer でキックとスネアの響きを調整
前バージョンでは「もうちょっとミュートしたようなサウンドにしたい」とか「このスネアのキャラを保ちつつ、皮がカンカン鳴っている感じを出したい」といった時にやりようがなかった。
ミュートに関してはEDIT ページにあるエンベロープで操作するという手もあるんだけど、エンベロープ自体が大雑把な作りなのでなかなか意図したような音を出すのが難しかった。
スネアの皮鳴りに関しても、ピッチエンベロープで設定するという手もない訳ではない。だた、カンカンと鳴っている感じには程遠い音だった。
それが、今回v2 から追加されたEDIT ページにあるTone Designer で設定可能になったのだ!!
このTone Designer は倍音を付加したり削ったり出来る。リリーズ部分の倍音を削ってミュートサウンドにしたり、アタック部分に倍音を付加してカンカン!と皮鳴りを強調出来る。
まずはミュートから。
上記上段がTone Designer OFF、下段がON の状態。下段はTone Designer によって音の響きが抑えられているのが分かるかな?以下はその設定画面。リリース部分の倍音を削ってる。
元になっている芯の音は変わらず、余韻は抑えられているのがポイント。スネアトップの皮の振動を抑えているような感じ。
ミュートすると音が太くなるので、実はロックサウンドの楽曲でスネアをミュートするのはアリ・・・な気もしないこともない(曖昧www
このようなミュート効果というのは前バージョンにはなかった。エンベロープの作りが大雑把なので、微量な効果を出したい場合はTone Designer でこのように響きを操作するのが良いと思う。
もちろん、Tone Designer で調整した後にエンベロープでも調整するという2 段構えもアリだね。
先程のミュートの例は倍音を削っている形になるけど。もちろん倍音を付加して響きを増す効果も出せる。ってことで、上記スネアにカンカン!!と皮鳴りを付加してみる。
ミュートとは違いアタック中心に倍音を付加している。スネアがカンカンいってるの分かるかな?もしかしたら、こちらの効果を期待して使う人の方が多いかもしれないね。
今までのバージョンではキットの音色を保ちつつキャラを変えるというのは出来なかった。良くも悪くも、与えられたキットの音をそのまま使うか、大胆に加工するかの二択を迫られていたわけだ笑。
キックとスネアのみにしか使えないけど、このTone Designer によって今までは出来なかった音の微細な処理が可能になった。音創りの上で痒いところにも手が届くようになったのだ!!