今回の動画では、Waves のAphex Vintage Aural Exciter をオススメする理由から、実際に僕がどういう場面で使っているのか解説しています。
Waves Aphex Vintage Aural Exciterを使ってみよう！！
Aphex Vintage Aural Exciter は名前の通りエキサイターです。
エキサイターでありがちな耳に痛いシャリつくサウンドになりにくく、明るさや艶やかさを引き出しながら、存在感を出せるのが大きなポイントです。
エキサイターとは
エキサイターとは倍音を生み出して明瞭感を出すエフェクト。オケで埋もれがちなトラックの存在感を出すことができます。
※エキサイターOFF
※エキサイターON
シンセパッドにLogic Pro X 純正エキサイターをかけています。シンセパッドに明瞭感が出ているのが分かりますよね。
Aphex Vintage Aural Exciter を推す理由
エキサイターはDAW 付属のエフェクトとして、他社からも数多くのエキサイターがプラグインがあります。その中でAphex Vintage Aural Exciter をオススメする理由は音抜け感にあります。
※Aphex Vintage Aural Exciter OFF
※Aphex Vintage Aural Exciter ON
クランチ気味のギターにエキサイターを使うと耳に痛いシャリつくサウンドになりがちですが、Aphex Vintage Aural Exciter ではほとんど感じられない。にも関わらず、明るさや艶やかさを引き出しながら存在感が増す。
これがAphex Vintage Aural Exciter をオススメする理由になります。
僕の使いどころ
僕がどういう場面でAphex Vintage Aural Exciter を使っているのか、書いていきます。
ドラム
実は、最も使っているのはドラムです。
※Aphex Vintage Aural Exciter OFF
※Aphex Vintage Aural Exciter ON
Aphex Vintage Aural Exciter によって音抜け感が出ていますよね。
ドラムは低域から高域まで周波数帯が幅広く、特に高域に関しては金物系があるため、耳に痛いシャリつくサウンドになりがちですが、Aphex Vintage Aural Exciter はそれが全くないのがポイントです。
MIX 1モードで使う
ドラムで使う場合、MIX 1モードで使っています。
MIX 1モードは簡単に言えばパラレル処理。原音とエフェクト音のミックス量を調整するようなイメージです。
MIX1モードの場合は、AX MIXでエフェクト音を足していきます。大体4から6辺りが美味しいスィートスポットになるので、12時前後を目安に調整するのが良いと思います。
ベース
ベースでも使っています。
※Aphex Vintage Aural Exciter OFF
※Aphex Vintage Aural Exciter ON
ベースのラインを聴かせたい場合、EQ で高域を突くのがセオリーですが、Aphex Vintage Aural Exciter でもラインを強調したベースに仕上げることができます。
AXモードで使う
ベースで使う場合、AXモードで使っています。
AX モードというのはセンドリターンで使うことを想定したモード。AX モードではエフェクト音のみ出力されるので、原音にどの程度エフェクト音を混ぜるのか、自分で調整するイメージです。
MIX 1モード vs AXモード
MIX 1モードはインサートで使うため、必ず原音に「音が軽くなる」という色がつきます。そのため、エフェクトのかかり具合によって、音の重心が上がります。しかし、AX モードはセンドリターンで使うため、原音に色はつきません。
この辺は人によって好みが分かれるところです。人によっては、原音を損なわずに存在感を出せるAX モードだけ使うという方も多いと思います。
ギター
もちろん、ギターにもオススメです。
※Aphex Vintage Aural Exciter OFF
※Aphex Vintage Aural Exciter ON
僕はエレキギターしか弾きませんが、アコギとの相性も抜群に良いと思います。特に、指弾きしたアコギのサウンドは暗くなりがちですが、簡単に存在感を出すことができます。
ボーカル
もちろん、ボーカルとの相性も抜群です。
※Aphex Vintage Aural Exciter OFF
※Aphex Vintage Aural Exciter ON
ボーカルの曇りがとれて、前面に一気にバンっと来る感じが分かりますよね。オケの中で少し埋もれている、もうひとプッシュしたいときにオススメです。
