Bitwig Studio ノンストップでクリップランチャーにクリップを追加していけ!

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Bitwig Studio ではアレンジャーとランチャーという2 つの作業領域があります。

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アレンジャータイムラインというのは一般的なDAW と同じ作業領域で、クリップランチャーパネルは他のDAW にはほとんど見受けられない作業領域になります。(Ableton Live のそれと同じようなものです。)

僕が使っているLogic Pro X のような他社DAW に慣れていても、アレンジャーの方で作業することで違和感なく使うことが出来ます。さらに、この2 つの作業領域はいつでも自由自在に行き来できる上に、トラックを分けることで同時に使うことも出来ます。物凄く自由度が高いんですよね。

自由度が高いがゆえに、人によって使い方が異なってくるようなDAW ですね!!

今回はクリップランチャーパネルにクリップを追加する手順を紹介します。

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そもそもクリップランチャーとは?

そもそもクリップランチャーとは何だ?という話ですが、アレンジャータイムラインが時間軸で動作して音を鳴らすのに対し、クリップランチャーは時間軸というものがありません。

基本的にはクリップをどんどん登録していって、それらを自由に組み合わせて楽曲の断片(Scene)を作っていきます。

実はコレ、すっごい言葉では説明しづらい・・・なので、上記の代理店のDirigent さんのスタッフブログを見て理解してくれ笑。

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クリップランチャーにREC してクリップを追加する

クリップランチャーにクリップがないと、そもそも音が鳴らない!!

ってことで、MIDI をREC してクリップに登録するまでを説明しようと思う。何度も言うように、人によって使い方が異なってくるDAW なので、ここで紹介する手順が全てではないので・・・ね。

このクリップランチャーは即興性を重視しているので、再生中に好きな時に好きなタイミングでREC することが出来ます。

つまり、他のクリップを鳴らしながら、思い付いたフレーズをどんどん追加していく、そんな使い方が最初は良いと思う。再生中にトラックの録音アームボタンを有効にし、空スロットの録音ボタンをクリックし、MIDI 鍵盤などで演奏してREC しよう!!

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ちなみに再生中の場合はLaunch Quantize の間隔の後にREC が行われ、再生していない状態で録音ボタンを押すと1小節のプリスタート後、再生とREC が同時に始まります。

※Launch Quantize とは・・・と語り出すと長くなるので、ここではREC 始まりのタイミングを再生しているクリップと合わせてくれると思ってくれ。

以下のようにREC 出来たとしよう。

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これでクリップが追加されたけど、REC のやり方によっては再生開始位置(頭)が他のクリップとあっていなかったり、クリップの長さのキリがよくなくて、再生しているとどんどんズレていくということが起こるかもしれない。

そういう時はスタートポイントやループの設定をしよう。

ピアノロール画面上部の矢印がスタートポイント、色の付いたロケータがループ範囲の指定になる。

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これでクリップが指定した範囲でずっとループするようになります。

同様のことがインスペクターパネルのランチャークリップ・パラメータでも設定できますよん。

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※インスペクターパネルとは左側のパラメータ表示領域全体と思ってくれ。

どちらで設定するかは君次第だ。

もちろん、ループをOFF にすることも可能だよ。その場合はエンドポイント(クリップの終わり)を指定する必要が出てきます。

ちなみにクオンタイズはノートREC 時の自動クオンタイズ機能をON にするか、ピアノロールでノートを選択して機能ボタンセクションのQuantize Time
から適用しよう。

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こんな感じで再生を止めることなくクリップをどんどん追加していこう!!僕は再生を止めることなく、トラックを作成したり音源を読み込ませたりしてるよ!!

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ノンストップ!!それがクリップランチャーの魅力

すごい駆け足でクリップランチャーパネルへのクリップの登録のやり方を書いたけど、もちろんこれは1 例だったりする。

例えば、アレンジャータイムラインからクリップをドラッグしてクリップランチャー内の好きな箇所に移すことも可能だし、Bitwig に付属されている素材をそのまま持ってくることも可能。

何なら、MIDI トラックにオーディオを混在させることすら出来る!!笑。

僕がクリップランチャーを使ってて思ったのは、ノンストップでどんどん楽曲を構築していくことの楽しさ。本当にこれに尽きる。

適当にガチャガチャやっても何とかなってくれる、そんなオモチャ感覚(安物という意味ではなくて、手を動かしながらガチャガチャとやるという意味で)なDAW だと感じる。

今回はREC を説明したけど、次回以降もっと色んな機能を見ていこうと思う。

では、良きBitwig Studio ライフを!!