今回はBIAS FX 2 を使った音作りとして、アメリカのパンクロックバンドGreen Day の代表曲、American Idiot にマッチするような、ドライブ感溢れるギターサウンドを作ってみました。
今回作ったサウンドはBIAS FX 2 のToneCloud にアップしてあります。「Green Day American Idiot」で検索して、是非弾いてみて下さい。
BIAS FX 2 でGreen Day American Idiot をかき鳴らそう!!
アンプで基本となるサウンドを作る
今回はMarshall ビンテージアンプPlexi モデリング”Modded Plexi V2″ を使っています。
BIAS FX 2 には他にもPlexi モデリングがいくつか収録されていますが、今回使う”Modded Plexi V2″ は中低域に特徴のある気持ちいいオーバードライブサウンドで、Green Day を演奏するのに一番マッチするアンプだと思います。
今回は少しだけGAIN をプッシュして歪みを足し、キャビネットのマイクをSM57 からMD421 に変更することで、中域が削れたややドンシャリっぽいサウンドにしています。
歪みペダルのトーンシェイプを生かそう
アンプの前段にTS 系オーバードライブ”Matched Tube” を追加しています。
歪みペダルを使う場合、ほとんどが歪みを足すことを目的として使いますが、ここでは歪みを足すのが目的ではなく、歪みペダルの持つトーンシェイプによってギターサウンドのトーンを変えることが目的です。
今回使っている”Matched Tube” のようなTS 系オーバードライブは、中域がブーストされ高域と低域が適度にカットされる特徴があります。この特徴的なトーンシェイプを生かした音作りによって、より太いギターサウンドにすることができます。
ポイントはアンプに突っ込む量を決めるレベルは下げ目にし、その分ペダル自体の歪みを上げ目にすることです。こうすることで、歪みペダルの質感がよりサウンドに反映されます。
EQ でサウンドのトーンを調整しよう
最後にEQ で全体のトーンを調整しています。
ここでのポイントは中域を削り、高域を強調することでドンシャリっぽいサウンドにしているところです。EQ によって出すところは出して、抑えるところは抑えるメリハリのあるサウンドにすることで、気持ちいいドライブ感を出すことができます。