簡略化されているからこそ使いやすいコンボリューションリバーブ!!Waves IR-L Convolution Reverb

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Waves の”コンボリューション系”リバーブ IR-L Convolution Reverb のレビュー。

Waves Audio - 日本 - IR-L Convolution Reverb
サンプリングの結果をフィルターするのではなく、コンボルーションデータそのものを書き換えることでリバーブタイム、サイズなどをエディット可能にしたインターフェースを
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IR-L Convolution Reverb レビュー

一聴した時「ウオッ!!」と思ったくらい自然なリバーブ。コンボリューション系でこれまで使用してきたLogic のSpace Designer よりも響きが自然。

調整出来るパラメータが少ないけど、使い勝手の悪さは感じない。というか、逆にその潔さが相まってめっちゃ使いやすい。

プリセットが豊富でめっちゃ自然な音

他のコンボリューション系リバーブと同様、IR-L も多数のプリセット(IR データ)が収録されてる。ステキやんって思ったのが、プリセット名からIR データを収録した場所が特定出来ること。

さらに、”客席の3列目”とか”ステージ上”とか、自身の立ち位置も選択出来るプリセットが多い。つまり、演奏者視点か客視点か響きを選べるってこと。

肝心の音は自然の一言。

簡略化されているからこそ使いやすい

上位のIR1 との違いは後述するが、IR-L では演算系リバーブでよく見る”SIZE” や “DENSITY”等のパラメータがない。

調整出来るのはIR データの開始位置や長さぐらい。

IR-L は収録されているプリセット(IR データ)をそのまま使うのが基本。ただ、それが良い。”コンボリューション系”リバーブは”演算処理系”と違い収録している響きをそのまま使うのがベストだと思ってるから。

自分の好きなプリセット選んで各トラックのリバーブ付加に意識を向ける。やることはそれだけ。

上位のIR1 はどんな方に向いているのか?

僕のようなエンジョイ勢から一歩進んで楽曲をより良くしたいという想いから、響きに対しても調整したいというニーズはあるはず。特にリリース(テイルの長さ)とプリディレイの加減が一番の肝だと感じている。

そんな方は上位のIR1 を使用するのがオススメ。

IR1 では”演算処理系”でよく見る”SIZE” や “DENSITY”等備えてるので、楽曲に合ったリバーブに調整できる。

前述したように、リバーブのリリースとプリディレイが一番気を使うと思う。この部分って楽曲のテンポ如何に関わってくる箇所だからね。

基本的に以下の使い分けで良い。

  • 収録されている響きそのままに使いたい人はIR-L
  • 楽曲に合ったリバーブに拘りたい人はIR1

そもそも収録されているIRデータが良く、パラメータ調整の必要性を感じない僕はIR-L 一択。