最近、ギタートラックにディエッサーを使用する機会が多いです。狙いとしては、ノイズのように聞こえてしまう高周波数帯を抑えるためですね。
上記のギタートラックでは、高周波数帯にシャーといったノイズのような音が乗ってます。もちろん、この高周波数帯込みでギターらしい音とも言えますが、ミックス時に耳障りになることもあるんですよね。
これを抑えるために、ディエッサー用途としてWaves C1 を使っています。
Waves C1 ってコンプでしょ?と思われる方がいるかもしれませんが、C1 は狙った帯域のみコンプで音を抑えることができます。ポイントは、C1 下部のフィルターセクションで抑えたい帯域を指定し、コンプのEQ Mode を”Split”に変更してコンプ処理を行うことです。
※C1 適用後
高周波数帯で目立っていたノイズが抑えられてますよね!!ミックスで耳障りだと感じる場合、このようにWaves C1 で積極的にディエッサー効果を狙って音を調整しています。
ただし、前述したようにノイズ込みでギターらしい音とも言えるので、どうしても耳に付く場合に抑えるようにしましょう。他トラックと一緒に鳴らすと気にならない場合も多々あります。
ちなみに、DeEsserでなくC1 のようなコンプで抑えているのは、抑える音のバランスをレシオで調整したいためです。