先日、BIAS FX 2 を使った音作りとして、ONE OK ROCK の代表曲、完全感覚Dreamer にマッチするバッキングとリードサウンドを作りました。

普段、ディレイをキャビネットの後ろに置いてましたが、今回はアンプとキャビの間に置いて音を作っています。
ディレイを置く位置によるサウンドの違いを理解しよう
あらゆるエフェクトに言えますが、ペダルエフェクトをルーティングのどの位置に置くのかで、サウンドが大きく変わってきます。ディレイに関して、特にその点を考える必要があります。
アンプ前段に置くのは危険
よく見かけるディレイの位置として、アンプの前段があります。実は、この置き方でクリアで分離感のあるディレイを得るのは難しいです。
アンプがクリーン設定であれば、そこまで考慮しなくてもいいんですが、問題はアンプで歪ませている場合。ギターの音だけでなく、ディレイ音までアンプで増幅され歪みが足されてしまうため、モアモアとした収拾のつかないディレイになってしまいます。
クリアで分離感のあるディレイはキャビネットの後段が基本
クリアで分離感のあるディレイを得るためには、キャビネットの後段に置く必要があります。ギターの基本的な音作りを終えた上で、ディレイをかけるイメージですね。
これによって、ディレイ音が増幅される等影響を受けることなく、ディレイペダルそのままのキャラクターを楽しめます。ただ、クリアで分離感があるということは、ギターとの一体感が乏しいと言い換えることもできます。
一体感を得たければアンプとキャビネットの間に置こう
ギターとの一体感を得たければ、アンプとキャビネットの間に置いてみて下さい。ディレイもギターと同じキャビネットの影響を受けることで、サウンドに一体感が生まれます。
主にトーンに影響があるので、アンプ前段に置いた時のような歪みが足されたり、音が増幅される心配もありません。ただし、キャビネットの性質上、ディレイは必ずモノラルになることに注意して下さい。
ディレイをルーティングのどの位置に置くか。それによって得られるサウンドが大きく異なります。自分はディレイでどのような音が欲しいのか。その点を考えながら、ディレイを適切な位置に置いて音作りを楽しんで下さいね。