今回はBIAS FX 2 を使った音作りとして、GLAY のWinter,again イントロで鳴っているようなクリーンサウンドを作ってみました。
今回作ったサウンドはBIAS FX 2 のToneCloud にアップしてあります。「GLAY – Winter Again Clean」で検索して、是非弾いてみて下さい。
BIAS FX 2 でWinter,again 風クリーンサウンドを鳴らしてみよう
ギターのセッティングについて
今回は、ギターのピックアップを予めフロントにして音を作っています。フロントピックアップにすることで、角が丸く柔かい暖かみのあるサウンドで鳴らすことができます。
ギターのピックアップセレクターによる音色の違いについて、過去にアップした動画で解説しています。興味がある方は、そちらも併せてご覧ください。
アンプを選んで調整しよう
今回はFender Blackface Super Reverb モデリングを使っています。明るく綺羅びやかなサウンドが特徴ですね。
今回は音の張りをもう少し出したいので、Master を少しだけプッシュ。キャビネット周りは、マイク位置をややオフ気味にして低域を削っています。
コンプでピッキングの粒立ちを揃えよう
Keeley Compressor をモデリングしている4k Comp を使って、アタック感を残しながらピッキングの粒立ちを揃えています。
アタック感を探る際、一旦サスティンやアタック、スレッショルド等を全部振り切りコンプが深くかかった状態にして、アタックタイムを遅くしていきながらアタック感を探っています。
欲しいアタック感を設定した後、リリースやコンプのかかり具合を調整しましょう。
コンプはあまり深く掛けすぎない設定が基本です。ピッキングのタッチのムラによるグラつきをなくして弾きやすくするようなイメージで設定して下さい。
コーラスで音に揺らぎを加えよう
BOSS CE-1 をモデリングを使って、音に揺らぎを加えています。
BOSS CE-1 はJazz Chorus のコーラス部分を抜き取ったようなエフェクターで味わい深いアナログコーラスを得ることができます。また、Jazz Chorusのソレと一緒でコーラスとビブラート、どちらかのモードを選択して使います。
今回はビブラートによって、ごく僅かな音のゆらぎを加えています。
ディレイで残響を足そう
最後にディレイで残響を足しています。
テンポに同期したディレイ音が2回ぐらい返ってくるようにフィードバックを設定。原音とのミックスバランスを調整して、ディレイ音が原音に寄り添うような、あまり目立たない設定にしています。