アナログ機器からモデリングしたEQ カーブが使えるパライコですね。
汎用性の高いパライコ!!T-RackS 5 Equal
アナログ機器のEQカーブを自由度高く使える
Equal の特徴は、アナログ機器の特徴的なEQ カーブをパライコという自由度の高いEQ で使えるという点。SSL、Neve、APIといった主要なアナログ機器のEQ カーブを選ぶことができます。
こういったアナログEQ の多くは、EQ を掛ける周波数帯が固定されているものがほとんどです。
上記はNeve 1073 をモデリングした同社のT-RackS EQ 73。見てもらうと分かるように、低域を調整しようと思っても”35Hz”、”60Hz”、”110Hz”、”220Hz”しか選べません。
これらは音楽的に意味があって固定されている、いわば使えるポイントに限定されているため、迷いなくEQ 処理することができますが、自由度という観点からは制限されていますよね。
それをEqual では、制限なく自由にどこでも使うことが出来るわけです。
音作り用途で使いたい
個人的に、音作り用途としてザクザク掛けたくなるEQ ですね。
その際、どのEQカーブを使うか悩むかもしれない。この辺は何も考えず、色んなEQ カーブを切り替えながら良いと思ったものを使えばOK。
とにかくザクザクとアバウトに使って欲しい。
Waves H-EQ と何が違うのか
Equal を見て誰もが思うこと。Waves H-EQ と一体何が違うのか。

機能面はほとんど同じ。ただ、音質というか、音の傾向が少し違う。
H-EQ は少し硬めの音なんですよね。特にブーストした時。存在感のある音って感じです。その反面、Equal はその硬さがない。ブーストすると素直にスッと持ち上がってくる感じ。
Equal の製品ページに”extremely transparent sound”と透明感のあるサウンドを打ち出してるけど、この素直な感じが透明感ってことなのかも。サウンドに癖がないんですよね。
どちらが良い悪いではなく、この辺は好みの問題になってくる。汎用性高く、素直に使いたければEqual の方が合ってそうだし、EQ の質感込みで存在感のある音を作りたければH-EQ が合うと思う。