ギターのピッキングの参考書!!R.A.S.式ピッキング 速弾き攻略のための究極メソッド

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全力ギタリスト Yuuki-T です。

このブログで書いているように、去年の暮れ辺りからピッキングの改造に着手しています

右手の改造に着手することにした
あっ、どうも。本日またひとつ年を重ねたどん底DTMer Yuuki-T です。もう完全に中年ry ギタースクールに通い出してから自分の中でのギター熱が最高潮な訳ですが、燃えている時はあーでもないこーでもないと試行錯誤するだけでも楽しいもので...

使用しているピックを変えたり、ピックの持ち方、右手の動かし方など色々見直す点が多く、今まで長いこと刷り込まれてきた癖を直すのは並大抵ではありません苦笑。それでも、以前よりも弾けているような気がするので、取り組んでいる効果が少しは出ているかな、とも思っています。

ギターに限らず楽器全般に言えることですが、上達はロングスパンで見るべきと思っているので、バリバリ弾いている未来の自分を妄想しながら練習に打ち込んでいます。

さて、ピッキングを見つめ直す上で参考にしているのが、「R.A.S.式ピッキング 速弾き攻略のための究極メソッド (CD付) (ギター・マガジン)」という書籍。この書籍はピッキングに必要なことが余すことなく掲載されています!!

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R.A.S 式ピッキングを体感しよう!!

ピッキングの練習をする際、どうしても速弾きが出来るかどうかに視点がいってしまうのではないでしょうか。

ただ、速さを追求した結果、速弾きはできるけど強弱表現が出来なくなってしまったり、バッキング時とギターソロ時でピッキングの仕方が変わってきてしまい、曲の中でいちいちフォームを切り替えないといけなくなってしまうなどの弊害が出てきてしまいます。

また、楽曲の中でのギターはバッキング中心。このようなピッキングを追い求めると、ソロは良いけどバッキングがイマイチという偏ったプレーになってしまうかもしれません。

そこで、この書籍では「あくまでバッキングの延長で、ソロ(単音)時もバッキングと同じようなピッキングを行う」ということに主眼が置かれています。そして、イレギュラーなケースのみ、実際の現場ではイレギュラーなケースはほとんどありませんが、例えばテンポ200 を超える時の速弾きなどではフォームを変えることで対応します。

このようなピッキングの練習を行うことで、バッキングもソロも両方とも安定したプレーが出来るようになります!!

そして、この書籍で出てくるR.A.S 式ピッキングとは

  • R : リラックス(Relax)
  • A : アタック(Attack)
  • S : スピード(Speed)

の、ピッキングで大事な3 要素のそれぞれの頭文字を取った造語であり、ピッキングのひとつの指針になるものです。

ピッキングの悩みで多いのが、ピックが弦にひっかかりスムーズなピッキングが出来ないとか、ソロの時にどうしても力んでしまうなどではないでしょうか。そんな悩みを持っている方にこそ、R.A.S 式ピッキングを試してみて欲しいです!!

ピッキングに必要なことは全て網羅されている!!

さて、ピッキングを考える上で考慮すべきポイントを挙げるとすると、どのようなものが思い付くでしょうか。ピックの持ち方、腕の振り方などはすぐに思い付きますが、それ以外に何か思い付くものがありますか?

もし、それ以外になかなか思い付かない方は、この書籍を是非読んでみて下さい!!

ピックの持ち方、ピッキングの腕の振り、弦に当てる時のアングルはもちろん、ピックの材質、種類による音色への影響、座って弾き時、立って弾く時の姿勢、ストレッチ運動の重要性や身体的なものではなく心理的な面からの考察など、とにかくあらゆることが網羅されています。

もちろん、スウィープやインサイド、アウトサイドピッキング、高速ダウンピッキングなどの奏法面のことも書いてあります。

ピッキングを考えると、どうしても右手に意識がいきがちですが、例えば、力みのないピッキングをするには体全体がリラックスしている必要があります。力む傾向にある方は、もしかしたら弾いている時の姿勢が悪く、自然と力んでしまうのかもしれません。

R.A.S 式ピッキングは右手だけに焦点がある訳ではありません。普段プレーヤーが盲点になっている点も見直すことが大切であり、この書籍ではそれら全てが網羅されているのです。

教則本というよりも参考書!!

また、この書籍の特徴として、練習として行う課題曲やフレーズが少ないということが挙げられます。先程も書いたように、この書籍は右手だけではなく、あらゆる面からピッキングというものを考察しているので、教則本というよりも、分からない時に調べる参考書のような感覚に近いです。

日々の練習時に疑問に思ったことを書籍で解決するような、そんな使い方がオススメです。

とにかく文量がすごいので、いきなり全部を身に付けようとするのではなく、必要に応じて都度身に付けていくのが良いと思います。

とは言っても、もちろん課題曲もあり、テーマに応じて練習することも出来ます。また、収録曲のテンポが早いですが、スロー、超スローも収録されているので、どんな方でも取り組みやすくなっています。

僕の場合、楽曲をコピーしている時に必ず詰まるポイントがあったら、それに関連したページを読んで理解を深めて練習に戻るというような使い方をしています。本当に参考書のような使い方ですね!!

じっくりと取り組もう!!

書籍のタイトルに「速弾き攻略」とありますが、決して速弾きが弾けるようになるためだけの書籍ではありません。速弾きというのは数ある表現方法の中のひとつで、それだけでギターが成り立っている訳ではありません。

なので、速く弾けないからダメだ・・・と考えないで欲しいのです。それはこの書籍でも似たような事が述べられています。弾ける or 弾けないで考えてしまうとモチベーションも下がってしまい、いつの間にかギターから距離を置いてしまうことにつながってしまいます。

ギターが好きなのに、ギターを弾かなくなってしまう。こんな悲しいことはありません。

そのようなギターに対する向き合い方を、この書籍のコラムなどを通して感じて頂けるはずです。普通の教則本は一方通行のような感覚がありますが、この書籍は実際にギターを習っているような双方向の感覚があるんですよね。

急がずにじっくりと腰を据えて取り組んでいきましょう!!

そして、じっくりと腰を据えて練習に取り組む時は、身体への負担のかからないフォームで弾く事が大切です。負担のかかるフォームで弾き続けるとすぐに疲れてしまいますし、身体の故障につながってしまい、最悪ギターが弾けなくなってしまいます。

その点、書籍で紹介されているフォームは、負担の少ないギターを弾き続けるのに最適なフォームです!!

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最後に

正直、これだけの文量があるギターの書籍を見た事がありません。生徒さんに口頭で教えていることを全て文章化したような、そんな書籍なので、自分も実際に目の前で習っているような感覚を覚えます。

本に書いてあることを通して自分でも考え、自分の演奏に反映させる。そのことで毎日色んな発見があります。

大本にあるのは、自分の今演っていることが

  • R : リラックス(Relax)
  • A : アタック(Attack)
  • S : スピード(Speed)

に則しているか。

僕もまだまだ改善する点が多いですが、長くギターを弾き続けていく上で、ずっと共にしたい書籍ですね。