BIAS Desktop での音作りはプリ部の3-BAND FILTERS を調整しよう

スポンサーリンク

スタッフY です。

コレなくして私のギターサウンドは成り立たないという程に重宝しているPositive Grid のBIAS Desktop

このBIAS Desktop は他者のアンプシミュよりも自由度が高いので、他にはないパラメータを多く扱っています。プリ、パワーアンプの真空管の交換を含めたフルカスタマイズはその典型ですね。

音作りにおいてもそれらを駆使する訳ですが、その中でプリアンプ部分の3 バンドのフィルターが音作りにおいて大事なポイントとなってくると思っています。

BIAS AMP 2 – Media Integration, Inc.

プリアンプ部分の3-BAND FILTERS

BIAS Desktop にはプリアンプの歪みに入力する前と後で3 バンドのフィルターを搭載しています。このフィルターで音を整えてやることで歪みによるサウンドが変わってきます。

20160204-1

よくあるのが、6 弦ルートのパワーコードを弾くと音が潰れたようになるパターン。

これは低域が過剰に反応していることによって起こる場合がほとんどですが、それをアンプ前面のEQ(トーンコントロール)でBass を削るよりも、プリアンプ部分の3 バンドのフィルターを見直した方が良いでしょう。低域は過剰に歪みに入力されている状態でトーン操作をしても、あまり良い結果は出ないんですよね。

例えば、Tone Cloud からプリセットを落とした時も、アンプ前面のEQよりも先にプリアンプ部分の3 バンドのフィルターを見直しています。海外の方が作ったプリセットはブーミーな場合が多いんですよ笑。

自分で音を作る時も、アンプ前面のEQは全部5 (真ん中)の状態でプリアンプ部分の3 バンドのフィルターである程度音を整えておき、その後でEQ の足し引きをしながら再度調整するということが多いです。

ギターアンプを連想するとBass、Mid、Treble、Presence のつまみを触って音を作りたくなりますが、BIAS Desktop の場合はその前にプリアンプ部分の3 バンドフィルター!!ここで音を整えましょう。

トーンコントロールのように扱えばOK!!

プリアンプ部分の3 バンドのフィルターを使う際はあまり難しいことを考えなくても大丈夫。最初はトーンコントロールのように使ってしまいましょう。

プリフィルター(前段)でとりあえず低域がブーミーにならないように削っておいて、ポストフィルター(後段)で高域が足りないとか感じたら足してしまうような形で良いと思います。ジャキジャキのクランチが欲しければ、ここで中域を削っておくのも良いでしょう。

触っていくうちに段々音の傾向も分かってくると思うので、そうなったらアタリも付けやすくなると思いますよ。