キャビネット部分が大幅に改善された!!Positive Grid BIAS AMP 2 レビュー

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僕がギターを弾く時に使用するアンプシミュ、Positive Grid のBIAS AMP。結構前にv2 が販売されていましたが、頑なに初代のv1 (BIAS Desktop)を使用していました。

何故かと言うと、初代BIAS Desktop でもめちゃくちゃ音が良く、プレーする上で不満は“さほど”なかったからです。

高いカスタマイズ性で自分に合ったアンプサウンドを!!Positive Grid BIAS Desktop
スタッフY です。 以前から「Positive Grid のBIAS Desktop の音がむっちゃ良い!!」とTwitter で流れてくるので興味津々だったんですが、Media Integration さんで取り扱いが始まったので早速使っ...

これまでアップし続けているギター演奏動画では、ほとんどBIAS Desktop を使っています。動画を見てもらえば、僕が言っている音の良さが伝わると思います。

ただ、上記で”さほど”と書いたように、不満がない訳ではない。そのため、ブラックフライデーの折にBIAS AMP 2 にアップデートしてみましたっ!!

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BIAS AMP 2 で何が変わったのか

基本的な機能面については、初代BIAS Desktop と同様。アンプのフルカスタマイズを行うことで自分好みのトーンに仕上げていく感じ。機能面については、以下の過去ブログを見て参考にして下さいな。

高いカスタマイズ性で自分に合ったアンプサウンドを!!Positive Grid BIAS Desktop
スタッフY です。 以前から「Positive Grid のBIAS Desktop の音がむっちゃ良い!!」とTwitter で流れてくるので興味津々だったんですが、Media Integration さんで取り扱いが始まったので早速使っ...

BIAS AMP 2 で一体何が変わったんだ?ということについて、プリやパワーアンプで選べる真空管が増えたり、サーキットタイプ(フロントパネルのEQ 部分)が増えてはいるけど、正直その辺はマニアックすぎて個人的には”ふ〜ん”といった感じ。

BIAS AMP 2 で大きく変わり、やったぜっ!!と嬉しくなる変更点はソコじゃない!!

キャビネット部分の改良

冒頭で、「初代BIAS Desktop への不満は“さほど”ない」と書いたけど、”さほど”という言葉から分かるように不満はあった。

それがキャビネット部分。

選べるキャビネットは豊富なんだけど、マイクが2つ(Shure とAKG のド定番マイク)のみな上、選べるのは1 本だけ。さらに、キャビとマイクの位置をモーフィングしても音色にあまり変化がない。

アンプヘッドの玄人志向なカスタマイズ性とキャビネット部分の脆弱さのコントラストが初代ではハンパなかった。それでいて、あの出音なんだからポテンシャルの高さがよく分かる。

BIAS AMP 2 では、このキャビネット部分の脆弱さが改善しているのだ!!

マイクの種類が増え(クジラやリボンマイクが追加)、キャビの収音に使用出来るマイクも2本に増えた!!もちろん、キャビとマイクの位置関係による音色変化も改善されており、各マイクのブレンド具合も調整出来る。さらに、キャビネットのオープン or クローズドバックまで選べる。

本来アンプシミュとしてあるべき姿にようやく辿り着いた気がする笑。

いや、分かるんだよ。なんでPositive Grid がキャビネット部分を疎かにしていたのか。

CELESTION カスタム・キャビネット IR データ付属

多分、キャビネット部分はIR データをメインに考えていたから、初代ではあんな仕様だったんだと思っている。その他に、AMP Match もあるし。でも、IR データって探すのに苦労するんだよね。

実は、最上位のElite 版ではCELESTION のカスタムキャビネットIR データが付属されている!!

IR データが付属されているアンプシミュってなかなかない。というか、IR データがロード可能なアンプシミュ自体あまり聞かない。

その点、BIAS AMP 2 は改善されたキャビネット部分によって、IR データ、キャビネットシミュどちらでも満足する音作りが出来るのだ!!

もちろん、他社のIR データを読み込ませてもOK だぜ!!

ポテンシャルうなぎ登り

初代BIAS Desktop を重宝していた身として、キャビネット部分が普通のアンプシミュと同程度になっただけだけど、個人的にその改善によるインパクトがデカイ。

何度も書いて申し訳ないが、今までクソみたいな脆弱なキャビネット部分を使用していてあの出音!!キャビネット部分が改善されたBIAS AMP 2 のポテンシャルがさらに向上したのは僕でも分かる。

自分なりのプリセットを作って出音を落ち着かせるまで時間がかかるかもしれないけど、これからも末永く付き合っていきたい、そんなアンプシミュですね!!

BIAS AMP 2 – Media Integration, Inc.