DTMで広がるギターの可能性として、ギタリストがDTMを活用すべき理由を解説します。
DTMの力を借りることでどのように変わるのか、なぜDTMを活用すべきなのか。ギターを弾くだけでは得られない、ギターの可能性を広げるためのヒントがここにあります。
DTMでギターの可能性を広げよう!
DTMとは
DTM(Desk Top Music)とは、PCやMacを使用して音楽を作成・編集することを指します。
DTMの魅力は、その使用方法にルールがないことです。
DTMで音楽を楽しんでいる方の中には、オケに合わせて歌っている人、私のようにギターを弾くだけの人、自分だけのオリジナル曲を作っている人もいます。あなたのスタイル、あなたの創造性に合わせて、音楽制作を自由に楽しむことができます。
DTMを使えば、誰でも自分のスタイルで音楽を楽しむ事が出来ます。
ギタリストにとってのDTM活用メリット
自分ひとりでバンド活動ができる
DTMの最大の魅力は、ドラムやベースなど他の楽器をコンピューター上で再現できることです。自分だけのバンドメンバーを引っ提げて、ギターを楽しむことができます。
また、昨今の技術進化がスゴい。Synthesizer Vの登場により、ボーカルさえも再現可能になりました。
DTMを通じて、自分一人で黙々とギターを弾いているだけでは味わえない、全く新しい感覚を体験できます。自宅にいながらにして、自分だけのバンドを結成し、その中心となって音楽を創造する喜びをぜひ体験してみてください。
自分の作品を世界に発信できる
DTMを活用することで、ギター演奏を中心としたオリジナル楽曲やカバー楽曲を作成し、それらを世界に向けて発信することができます。
僕はYouTubeをメインで利用しており、これまで100本以上のギターカバー動画をアップしてきました。
また、ギターカバーだけでなく、Synthesizer Vを使用した歌モノのカバーなど、様々な形で自分の音楽を表現しています。
自分の作品を世界に向けて発信することは、音楽に対する継続的なモチベーションにも繋がります。作品を世界に発信し、視聴者からの反応を得ることは、音楽制作への情熱を維持するための重要な要素です。
皆さんもぜひ、自分の音楽を世界に向けて発信してみてください。上手い下手なんて関係ありません。実際、僕も最初は「ナンダコレは・・・」というモノばかりでしたから。
2015年当時の作品は、本当にこの程度。楽曲の一部分を作るだけで四苦八苦していました。ここから発信を継続して、今に至ります。
ギターに対するモチベーションが維持できる
ギターを楽しむ上でひとつの課題となるのが、モチベーションの維持。先に書いたように、DTMを活用して自分の作品を発表することが、モチベーション維持につながります。
僕自身、新しい曲を覚え、DTMを使って伴奏を作り、ギターを弾いてYouTubeにアップするという一連のプロセスを繰り返しています。このプロセスは、一見すると単調に思えるかもしれませんが、非常に楽しいものです。この楽しさがあるからこそ、ギターを弾き続けることができます。
重要なことは、ギターに対するモチベーションを維持するために、自分なりの「報酬」を設定することです。僕はYouTubeへの動画投稿を報酬としています。
報酬は人それぞれ何でも構いませんが、DTMを使うことで、このような報酬を設定しやすくなり、ギターに対するモチベーションを維持しやすくなります。
ギタースキルの向上につながる
ギターのスキルアップを目指す上で、DTMは非常に強力なツールとなります。
DTMを活用すると、自分の演奏を嫌でも聞き返すことになります。さらに、録音した波形を目で確認できるため、耳だけでなく目でも演奏を分析することができます。これは、自己の演奏を客観的に評価し、改善点を見つける絶好の機会です。
僕自身、ギターがそこまで上手くないので、録音したテイクを聞き返しては絶望し、再度録音を繰り返しています。正直なところ、自分の演奏を客観的に聞くことは、時に辛いものです。
ですが、その努力の先には成長が待っています。
終わりに
DTMがギタリストにとっていかに革命的なツールであるか、その魅力と活用方法についてお伝えしました。
DTMを活用することで、あなたのギター演奏はさらに深みを増し、音楽制作の幅も大きく広がります。自宅での練習から、オリジナル楽曲の制作、さらにはオンラインでの発表まで、DTMはあなたのギターライフを豊かに彩る素晴らしいパートナーです。
今回の記事が、新しい音楽の旅への一歩となることを願っています。