Manley Variable MU Compressor をモデリングしたコンプですね。リダクション回路に真空管を使用しているため、真空管ならではの倍音付加やモッチリ感が楽しめます。
ローミッドを押し出せ!!T-RackS Dyna-Mu
Dyna-Mu のサウンドキャラ
とにかくローミッドに特徴があります。冒頭でモッチリ感と書きましたが、ローミッドがふくよかに押し出される感じですね。
※Dyna-Mu OFF
※Dyna-Mu ON
ローミッドが押し出されて空気感が足されたような、より立体感のあるサウンドになってますよね。これがDyna-Mu の最大の特徴だと思います。
サイドチェイン超便利!!
Side Chain スイッチによって、100Hz以下の周波数の影響を回避するためのハイパスフィルターを適用することができます。
これが超便利。
ドラムのステムトラックやマスターに使う場合、一般的なコンプだと低域のキック等にコンプが意図せず引っかかることが多いんですが、このハイパスフィルターによって回避できます。便利すぎて、僕は常にONです。
トラックによってレシオを切り替えよう!!
Dyna-Mu ではレシオを”1.5:1″ or “4:1″の2段階から選べます。これによって、個別のトラックやステムトラックにはレシオ”4:1″でキツめにかける。マスターにはレシオ”1.5:1″でゆるめにかける。そんな使い分けが可能です。
オススメの使い方
レシオ”4:1″の方がキツめにかかるため効果が分かりやすく、こちらを個別のトラックやステムトラックに使う方が多いかもしれませんが、レシオ”1.5:1″でマスターに薄く使うのがオススメです。
※Dyna-Mu OFF
※Dyna-Mu ON
IK T-RackS のDyna-Muを試してるんだけど、マスターの2mixにかけると低域の空気感みたいなのが足されるような感じで、立体感ある音になる!!レシオが小さいからか、まったくコンプ臭くないし。ナニコレヤベーナコレ(語彙力 pic.twitter.com/NJaVnslFr4
— Yuuki-T@毎週金曜DTMチュートリアル動画投稿 (@project0t) January 16, 2021
レシオ”1.5:1″で使うことで、コンプ感がほとんどない上にローミッドが押し出され立体感のあるサウンドになります。
もちろん、レシオ”4:1″でキツめにかけるのも良いですね。僕はドラムのステムやギターに使うことが多いですよ。