今回の動画では、僕が使っているLogic Pro X 付属のAmp Designer を例にして、DAW 付属アンプシミュのサウンドを劇的に改善する方法を紹介しています。
DAW 付属アンプシミュレーターのサウンドを改善しよう!!
まず、結論から言うと、キャビネットIR ファイルを使うことで、DAW 付属アンプシミュのサウンドを劇的に改善することができます。
DAW 付属アンプシミュはキャビネット部分の作り込みが弱い印象で、いくらアンプヘッドやエフェクターなどで時間をかけて音を作ったとしても、あまり良い結果が生まれません。なので、その弱い部分をキャビネットIR ファイルを使って改善してしまおう!!という訳です。
必要なもの
このキャビネットIR ファイルを使う上で必要なものが2つあります。
IRファイルが読み込めるキャビネットシミュレータ
まずキャビネットシミュレータですが、IR ファイルが読み込めるキャビネットシミュであれば何でも構いません。
今回は僕が気に入って使っているPositive Grid のBIAS AMP 2 のキャビネットシミュを使って説明しますが、Nad IR などフリーで使うことができるキャビネットシミュがいくつかあるので、まずはそれらを使ってみるのが良いと思います。
IR ファイル
IRファイルについても同様で、フリーで入手可能なIR ファイルが多数あるので、まずはそれらを探して使ってみて下さい。今回はフリーで入手できるRed Wirez のIR ファイルを使っています。
このRed Wirez がフリーで配布しているIR ファイルはMarshall の1960A というキャビネットをSM57 やMD421 といった主要なマイク、エッジ寄り、コーン付近といった多彩なマイク位置で収録されたIR ファイルで、とにかくフリーとは思えないほどのサウンドクオリティなのでめちゃくちゃオススメです!!
IR ファイルを使ってみよう
Logic Pro X 付属のAmp Designer でIR ファイルを使うためには、まずAmp Designer 側でキャビネットをバイパスする必要があります。
Amp Designer 下部の”Cabinet” からDirect を選択してバイパスします。
この状態で、Amp Designer の後段にIR ファイルが読み込めるキャビネットシミュレーターを挿します。今回はPositive Grid のBIAS AMP 2 のキャビネットシミュを使っていますが、Nad IR などフリーのキャビネットシミュを使っている方も同様に挿して下さい。
最後にIR ファイルを読み込みます。
やることはこれだけです。
DAW 付属アンプシミュレーターと比べると、サウンドのふくよかさや張り、空気感がまるで違うと思います。
公開した動画ではIR ファイル適用前、適用後でサウンドを比較することができます。是非、サウンドの違いを聴いてみて下さい。