Variable-Mu(真空管)コンプレッサーの特徴を理解しよう

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前回前々回とコンプレッサーの動作タイプ別に、その特徴を書いています。動作タイプの違いや特徴を知り用途に応じて使い分けることで、自身のトラックに合ったコンプレッションが得られると思います。

今回は真空管回路をベースにした、Variable-Mu(真空管)タイプの特徴を見ていきましょう。

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Variable-Mu(真空管)コンプレッサーの特徴を理解しよう!!

最大の特徴は真空管ならではの色付け

Variable-Mu(真空管)コンプの特徴は、なんと言っても真空管を使うことで得られるサウンドの色。真空管ならではの”温かみ”、”太さ”を得ることができます。そのため、”リダクションさせず真空管回路を通すだけ”というプリアンプ的な使い方もできます。

Variable-Mu(真空管)コンプの代表、Fairchild 670 ではスレッショルド値をゼロにできるため、一切リダクションさせることなく真空管の色を付けることができます。

Variable-Mu(真空管)タイプが得意なこと 苦手なこと

コンプの効き方が滑らかなモノが多く反応速度が早くないため、バストラック等の一体感を出す使い方に向いています。また、コンプの効き方が滑らかでナチュラルなため、コンプ臭くならないのも特徴だと思っています。

真空管特有の色を付加しながらナチュラルに仕上げる、そのような使い方に向いています。

その反面、反応速度がそこまで早くないため、アタック感のあるトラックを正確に捉えるような使い方(トランジェントコントロール)には向いていません。

僕が使っているVariable-Mu(真空管)コンプレッサー

僕はVariable-Mu(真空管)コンプとして、IK Multimedia Dyna-Mu をよく使っています。

ローミッドを押し出せ!!T-RackS 5 Dyna-Mu
Manley Variable MU Compressor をモデリングしたコンプですね。リダクション回路に真空管を使用しているため、真空管ならではの倍音付加やモッチリ感が楽しめます。 ローミッドを押し出せ!!T-Rack...

レシオを切り替える(Soft or Hard)ことで、コンプの効き方が調整可能。マスターに使う場合はレシオを小さくして緩やかに、バストラック等ではレシオを大きくしてキツめにかけるといった、トラックに合ったコンプ感を得ることができます。

また、サイドチェインハイパスフィルターが付いているため、特にマスターやドラムのバストラックで問題になる低域を回避しながらコンプ処理できるのも大きいですね。