BIAS Distortion / BIAS Pedal 音作り解説 – カスタマイズして理想の歪みペダルを作ってみよう!!

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今回の動画では、Positive Grid のBIAS Distortion を使って理想の歪ペダルを作っています。

BIAS Distortion は歪みペダルの全てを1台に詰め込んでいると言ってもいい程プリセットが充実しており、そのサウンドクオリティも格別です。

ただ、BIAS Distortion の良さはプリセットの充実による各ペダルの網羅だけでなく、そこから自分好みにカスタマイズ出来る点だと思ってます。

BIAS Distortion [生産完了] – Media Integration, Inc.
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自分オリジナルの歪みペダルを作ろう!!

カスタマイズする元のプリセットを選ぼう

動画では、ToneCloud で公開されているBOSS OD-1 のプリセットを選んでカスタマイズしています。

動画内では紹介していませんが、ToneCloud には本当に数多くのペダルのプリセットが公開されており、そのどれもハンパないクオリティです。なので、今回のようなカスタマイズを度外視しても、BIAS Distortion はめちゃくちゃ使える歪みペダルだと思います。

各セクションの役割

BIAS Distortion はソフトウェアのBIAS PEDAL と連携して歪みペダル内部をカスタマイズすることで、自分好みのオリジナルペダルを作ることができます。

BIAS PEDAL DISTORTION – Media Integration, Inc.

ここでは、カスタマイズする上でのポイントを纏めておきます。※詳細は動画を見てくださいね

Clipping Stage で歪の質感を決める

歪みペダルで大事な歪みの質感。BIAS Distortion では、Clipping Stage のTOPOLOGY で歪の質感を変えることができます。

選択可能なトランジスタは5つ。圧縮感の強い歪みやナチュラルオーバードライブ等キャラクターが異なるので、得たい歪みの質感にマッチしたトランジスタを選んで下さい。

Output Stage でトーンシェイプを調整

歪みのトーンについては、Output Stage で調整します。

TONE にはRESONATE とTILT という2つのモードがあり、選択するモードによってTONE の効き方が変わってきます。動画ではPOST EQ で明るめの音色にしておいて、TONE を絞って太さを出しています。

上記画像を見て気付いている方もいると思いますが、実はOutput Stage でもTOPOLOGY で歪の質感を決めることができます。

異なる歪の質感をミックスしよう!!

ここで大事になってくるのが、Output Stage のMIX。

このパラメータでClipping Stage とOutput Stage の音のブレンド具合を調整でき、左に振り切ればClipping Stage メイン、右に振り切ればOutput Stage メインの音になります。

Output Stage メインのサウンドは芯の強いサウンドになるため、僕は基本的にMIX を右に振り切って使用しています。

ペダルのコンプ感を調整しよう!!

歪みペダルでは歪の質感やトーンは真っ先に思い浮かぶ大事な要素ですが、実はコンプ感もめちゃくちゃ大事になってきます。

ギュッと圧縮されたサウンドにするのか、コンプ感のあまりないナチュラルなサウンドにするのか、それを決めるのがPower Module になります。

今回はナチュラルな歪みペダルを作りたかったため、レシオを1:1 にしています。