歪みのアタック、リリースをコントロールしよう!!Waves Manny Marroquin Distortion

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DTM で楽曲制作を楽しんでいる方の多くが、お気に入りの歪みエフェクトを持ってるはず。僕もレギュラーとして使っている歪みエフェクトがいくつかあります。

その中から、最近レギュラー入りした歪み系プラグイン、Waves Manny Marroquin Distortion を皆さんに紹介したい!!

Waves Audio - 日本 - Manny Marroquin Distortion
Manny Marroquin Distortionは、4度ものグラミー賞に輝いたミキシング・エンジニア、マニー・マロクィンが手がける、パラレル・ディストーション・プラグインです。
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アタック&リリースを搭載した独特の歪みを使ってみよう!!

Manny Marroquin Distortion の何が優れているのか

今回紹介するManny Marroquin Distortion の歪みの質感はジリジリ、バリバリした感じ。そのまま歪みを足すような使い方では、耳に痛いサウンドになってしまうかもしれません。

それを上手くトラックに馴染ませせるために、Manny Marroquin Distortion ではパラレル処理であるとか、EQ による歪みのシェイピング等で調整します。

例えば、ベースのラインをもっと聴かせたい時。ローパス等のEQ によるシェイピングをうまく活用しながら原音と混ぜることで、簡単に楽曲の中でベースのラインが浮き上がってきます。

※ Manny Marroquin Distortion OFF

※ Manny Marroquin Distortion ON

上記のように、ローパスをかけながらミッドをグッと持ち上げた歪みを加えることで、ブリブリっとしたラインの見えるベースが簡単に作れてしまう。その他にも、太さと抜けを出すためにギターにかけたり、ボーカルに張りを加えてみたり、色んな場面で使用できます。

ただ、パラレル処理やEQ によるシェイピングは他の歪みエフェクトでも備わっていますよね。それでも僕がManny Marroquin Distortion を推す理由は、このプラグインでしか見たことがない独自のアタックとリリースコントロールにあります。

アタックとリリースで歪みをコントロールしよう!!

アタック感の強いトラック(ドラムのキックやスネア等)で歪みエフェクトを使うと、アタック部分まで歪んで音が潰れてしまうケースがあります。Manny Marroquin Distortion では、独自のアタックとリリースコントロールでそれを回避した音作りが可能なんですよ!!

アタックは指定した歪み量に到達するまでの時間。リリースは歪みが解除されるまでの時間。要は、コンプのアタック、リリースとほぼ同じ意味合いですね。

例えば、スネアの立ち上がり部分は歪ませず、胴鳴りや余韻部分に歪みを加えることで、テイルを強調したような音作りが簡単にできます。

※ Manny Marroquin Distortion OFF

※ Manny Marroquin Distortion ON

また、キックも同様に、アタックとリリースを上手くコントロールすることで、胴鳴りや余韻を強調した音作りが可能です。

※ Manny Marroquin Distortion OFF

※ Manny Marroquin Distortion ON

Manny Marroquin Distortion の歪みの質感はジリジリ、バリバリだと上述しましたが、アタックとリリース、EQ によるシェイピング、パラレル処理によってトラックに個性やエッジ感を出すことができます。

この歪みを一度使ったら手放せなくなります。歪み系エフェクトを探している方は、是非一度Manny Marroquin Distortion を試してみて下さいね。