今回の動画では、Waves H-Delay を使った味わい深いコーラス効果を加えるサウンドアプローチについて解説しています。
H-Delay は単にディレイを付加するだけなく、モジュレーションによってディレイ音を揺らすことができるため、アナログライクな味わい深いコーラスエフェクトとして使うこともできます!!

味わい深いコーラス効果を加えてみよう!!
コーラスの原理について
そもそもコーラスというのはディレイの応用エフェクターで、原理としてはピッチが揺れているショートディレイを加えることで多重感や厚みを出すエフェクトになります。
つまり、ショートディレイを揺らすことでコーラス効果を得ることができるってことなんですよね。
ディレイを揺らしてみよう!!
以下のエレピのトラックに対して、H-Delay で味わい深いコーラスを足していきます。
前述したようにコーラスとはショートディレイなので、ディレイタイムはとりあえず20msec前後、フィードバックは高すぎると反響してしまうのでディレイ音が1回だけ返ってくるように予め調整しておきます。
まずは、H-Delay のモジュレーションでディレイのピッチを揺らします。
揺れ幅をDEPTH、速さをRATE で設定しますが、正直ここら辺は好みでOK。例えば、深いコーラスが欲しければDEPTH 高めにしたり、攻撃的なコーラスを得たかったらRATE を早くするみたいなイメージですね。
今回は味わい深いコーラスサウンドが良いので、RATE もDEPTH も程々に上げて揺らしておきます。
上記はディレイ音のみ再生されています。ピッチが揺れているのが分かりますよね。
パラレル処理でコーラス効果を付加しよう!!
ショートディレイをモジュレーションで揺らしたら、DRY/WET バランスで程よいコーラス効果が得られるように原音とディレイ音をミックスしていきます。
味わい深いコーラス効果が足されましたよね!!
ピンポンディレイでステレオ感をプラスしよう!!
上記まではディレイをセンターから鳴るようにしてますが、これをピンポンディレイにすることで広がりのあるコーラス効果を得ることができます。
このようにH-Delay は単なるディレイだけでなく、コーラスエフェクトとしてもめちゃくちゃ優秀です。
皆さんも是非、ディレイ効果だけでなく、モジュレーションによるコーラス効果も楽しんでみて下さいね。