スタッフY です。
各社からEQ プラグインが色々出ているので正直どれを買ったら良いのかよく分からない・・・特にDTM 始めたばかりの方にとっては色々目移りしてしまうため、見境なく購入し手持ちに使わないEQ が溢れるという事態になりかねない。
以前の僕はまさにこの状態だった笑。
そんなDTM 始めたばかりの方に使い勝手の良いEQ として激プッシュしたいのが、今回紹介するWaves H-EQ だ!!
特にDAW 付属のEQ に飽きて2 台目のEQ を探している人にオススメしたい。
2 台目のEQ として最適なWaves HEQ
Waves H-EQ に関してはレビュー記事が色んなブログで上がっているので、詳細についてはそちらを参照して欲しい。ここではH-EQ の使い勝手の良さや何故2 台目のEQ としてオススメしたいのか?ということを書きたい。
Waves H-EQ は上記のようにハイパス、ローパス、5 バンドのパラメトリックEQ という構成。そのバンド毎にEQ フィルタータイプを以下から選ぶことが出来る。
- US Vintage
- UK Vintage 1
- UK Vintage 2
- US Modern
- UK Modern
- Digital 1
- Digital 2
US やUK と付いたものが英国・米国製のコンソールを彷彿とさせるフィルタータイプになり、このコンソールモデリングでザックリとした処理、デジタルEQ のフィルタータイプで細かな処理が出来る。
ここで僕がEQ を使う用途を考えてみると2 つが思い浮かぶ。1つがトーンコントロール。もう1つがミックス時での補正。
トーンコントロールはザックリとしたブースト or カットが主になるので、アナログモデリングのEQ でザックリと上げ下げをする。ミックス時での補正ではザックリとやる訳にはいかないので、デジタル系のEQ でQ 幅を狭くしてカットすることが多い。
上記のザックリとした処理、細かな処理は別々のEQ で処理しているので、各々でお気に入りのEQ を探すことになるのだが、フィルタータイプを自由に選べるWaves のH-EQ があれば1 台でほぼ完結することが出来るのだ!!
このメリットはものすごく大きいと思う。これが2 台目のEQ として激プッシュする最大の理由である。
アナログコンソールのフィルタータイプについて、これだけUS やUK と付いたものが多いと選ぶのが難しそうと感じるかもしれない。もちろん、それぞれカーブの特徴はあるのだけど、トーンコントロールの場合、最初はそんなことは気にすることなく適当にブーストしてからフィルタータイプを変えていき、曲中でおさまりが良いと感じるものを選べば良い。
僕は毎回そんな使い方をしている。
ただ、アナログEQ をモデリングしたプラグインでは予め処理できる周波数がいくつか決まっており、ガチャガチャと感覚的に処理出来るのだが、H-EQ のようなパラメトリックEQ の場合、処理したい周波数を自分で設定しなければならない。
周波数帯を見極めるのは慣れないとなかなか難しいのだが、このH-EQ はアナライザーがとても見やすい設計になっている。
処理前の入力信号が黄色、処理した後の出力信号を青色で表示してくれ、それ以外にもピークホールド(周波数グラフの表示を最大値で止める)など付いており、アナライズ機能に関しては考えうるほとんどの機能が詰め込まれている。
これによって、耳だけではなく視覚でも音を捉えやすくなっているので、初心者の方でも使いやすい設計になっている。
デジタルタイプのフィルタータイプは2 つ備わっている。
「Digital 2」というのがQ 幅を狭く出来る一般的なEQ になるが、このWaves H-EQ の「Digital 1」のEQ カーブが他のEQ ではあまり見ないタイプで使い勝手がとても良い!!
「Digital 1」のフィルタータイプではQ はベル幅を変更せず、フィルターの傾斜をコントロールする。これにより「カットしてブースト」のような効果が生まれ、使ってみると分かるのだがスッキリとした収まりの良い処理が出来る。
このフィルタータイプはトーンコントロールにも細かな処理にもどちらにも使える。アナログコンソールのフィルタータイプではスッキリ収まらない場合、この「Digital 1」のフィルタータイプを使うことで解決することもあるだろう。
このようにWaves H-EQ は1 台でアナログからデジタルまで網羅されているので、2 台目のEQ として最適なプラグインだと思う。また、使い勝手の良いEQ を探している人にも是非、このH-EQ を使ってみて欲しい!!