IK Multimedia からAmpliTube 5 が発表されましたね!!
AmpliTube 5を発表。イントロ特価にて予約受注開始。
IK独自のVIR™技術にて各スピーカー600個ものIRを測定し、スピーカー、キャビネット、フロア、マイクの相互作用を忠実にモデリング。シグナル・チェーンも強化され、最大57ギアまで同時接続可能に。https://t.co/KMs4a5EEn9 pic.twitter.com/PYH1Y3xffZ
— IK Multimedia JP (@ikmultimedia_jp) October 29, 2020
このブログを読んで下さっている方はお分かりのように、僕はPositive Grid ユーザー。BIAS AMP 2やBIAS FX 2を好んで使ってるんですが、それ以前はIK Multimedia のAmpliTube シリーズを使ってたんですよね。
結局、サウンドクオリティやプリセットの豊富さ等から、Positive Grid のアンプシミュに乗り換えたんですが、今回発表されたAmpliTube 5 の詳細を見ると、めちゃくちゃ良くなってる感が出まくりでヤバい。
AmpliTube 5 で何が変わったのか
AmpliTube 5 によって新開発のギア・モデルが追加されたり、ルーティングの自由度が上がったりと、前作から色々進化してるんだけど、その中でもとりわけ大きな進化がキャビネット周りだと思う!!
これまでのAmpliTube で残念だったこと
ギターの音作りで一番大事だと思っているのが、キャビネット周り。キャビネットの良し悪しで、ギターサウンドの良し悪しが大きく左右される。
特に最近は、キャビネットIR ファイルを使うのが主流。生々しいアンプライクなサウンドを鳴らすためには必要不可欠だと思ってる。実は、DAW 付属のアンプシミュであっても、キャビネットIR ファイルを使うことでサウンドが劇的に改善されるケースも多い。

これまでのAmpliTube シリーズは、キャビネットIR ファイルを使うことができなかった。あれだけ多くのギターヘッドアンプやペダルエフェクターをモデリングして使えるのに、それを最高のキャビネットで鳴らせないのが本当に残念だった。
僕がPositive Grid のアンプシミュに移行したのも、この点が大きく影響してる。
遂に!!と言うか、やっとIR搭載!!
それが、遂に!!と言うか、やっとAmpliTube 5 でIR 機能を搭載してきた!!しかも、恐らくアンプシミュ付属としては最も大きな規模で!!
スピーカー1発で600箇所という、とんでもない量のインパルス・レスポンスを採集。キャビネットによってはスピーカーが2発だったり4発だったりする訳だけど、もちろん、採集するインパルス・レスポンスも2倍、4倍に膨れ上がる。製品全体では143,000箇所のインパルス・レスポンスを採集したらしい笑。
これだけIR ファイルが多いと使うのが煩雑になりそうじゃん?さすがに143,000 ファイルの中から自分好みのIR ファイルを見付けるのはムリって思うはず。僕は実際そう思った。でも、AmpliTube 5 はそれをキャビネットをモーフィングしながら調整する形で提供してくれているっぽい。
これがマジでステキ!!
ユーザーはIR ファイルを意識することなく、これまでマイク位置をモーフィングして調整したのと同じような感覚で使うことができる。
前述したように、これまでのAmpliTube シリーズはあれだけ多くのギターヘッドアンプやペダルエフェクターをモデリングして使えるのに、最高のキャビネットで鳴らすことができなかった。それが遂に、最高のキャビネットで鳴らすことが出来る!!
AmpliTube シリーズに対してずっと不満に思ってたポイントが、もしかしたら、巷のアンプシミュと比べて一番優れているポイントになるかもしれない。そう考えただけで、僕のワクワク感は止まらない。