今回の動画では、誰でも簡単にリズムトラックが作れるLogic Pro X Drummer を紹介しています。
音楽制作において、リズムトラックは楽曲の土台となる重要な要素です。しかし、リズムトラックの作成は慣れていない方にとって難しい作業かもしれません。リズムトラック作成が苦手な方はぜひ参考にしてみてください。
Logic Pro X Drummer でリズムトラック作成をマスターしよう!!
リズムトラックの重要性とは
自身の楽曲を構成する上で重要になるのが、ドラムやパーカッションを含めたリズムトラックの作成です。リズムトラックは楽曲の土台となる重要な要素であり、オリジナリティ溢れる演奏を可能にします。
しかし、ジャンルに合ったリズムパターンの作成や、人間らしさを出すためのリズムの揺らし方など、慣れていない方にとっては悩ましい作業でもあります。
Logic Pro X Drummer の魅力
Logic Pro X Drummer は、様々なジャンルにマッチした仮想ドラマーをプロジェクトに追加できる機能です。
例えば、ロック、R&B、エレクトロなど、あらゆるジャンルに合ったリズムトラックを直感的に作成できます。自分のイメージに合ったドラマーを呼び寄せて、オリジナリティ溢れる演奏を実現しましょう。
ジャンルにマッチしたドラマーを呼ぼう
Drummer を使うのは簡単。
Logic のプロジェクトにDrummer トラックを作成 → ライブラリから自分のイメージに近いドラマーを選びます。
ライブラリの中からドラマーを選ぶと、そのジャンルにマッチしたドラムサウンドに自動的に切り替わるのがポイントです。
Drummer リージョンについて
Drummer を使用する際には、特有のリージョンが表示されます。これをDrummer リージョンと呼びます。
このリージョンでは、ハイハットやシンバルなどの金物系と、キックやスネア、トムグループなどが視覚的に把握できます。
リズムパターンを作ってみよう
リズムパターン作成は、ビートプリセットからイメージに近いリズムパターンを選ぶことから始めます。
XY パッドでリズムのラウドネスとパターンの手数の多さ、ドラム領域でキックやスネア、ハイハット等のパターン変更、パーカッションの追加等を行い、リズムパターンを調整します。
スィング感やゴーストノート等、人間味のあるリズムパターンにするための調整も可能です。
直感的な操作で、あなたのイメージに合ったリズムパターンを作成しましょう。
リズムパターンの編集とアレンジテクニック
Drummer で作成したリズムパターンをさらに編集する場合、MIDI リージョンに変換して調整するのがオススメ。
このように、MIDI リージョンに変換することで、Drummer で作ったリズムパターンをもとにイメージによりマッチしたリズムパターンに仕上げることができます。
また、Drummer トラックはDrummer リージョンとMIDI リージョンを混在させることができます。
メインとなるリズムパターンをDrummer リージョンでどんどん作り。修正したい箇所だけMIDI に変換して修正する。このような作業フローによって、作業効率がグンと上がると思います。
Drummer のサウンド調整について
プロジェクトにDrummer トラックを追加すると、ドラマーに関連付けられたパッチが読み込まれます。
この時に読み込まれるのは、以下のどれか。
- ナチュラルなドラムサウンドを得意とするDrum Kit Designer
- 単発のサウンドライブラリを読み込んでビートが組めるDrum Machine Designer
- Logic Pro X 純正のSampler
今回は多くの方が使うであろう、Drum Kit Designer について説明します。
各パーツのミキシングが可能なProducer Kit を使いましょう。ライブラリ下部のProducer Kit からアクセス可能。
Producer Kit では、ドラムの各パーツがマルチアウトされた状態で使うことができます。各パーツに個別でエフェクトを挿したり、ボリュームを調整するなど自由にミキシングできます。
Drum Kit Designer にアクセスすればドラムの各パーツの編集が可能です。
ドラムのサウンド調整は慣れないと難しい領域ですが、余裕がある方はこの辺も触ってみると、より自分のイメージに近いドラムサウンドで鳴らすことができます。