最近、ギターの音作りについて質問されることが多くなってきたので、BIAS Mini Guitar を用いた普段の音作りのワークフローを動画で纏めました。
BIAS Mini Guitar を使用していますが、プラグイン版のBIAS AMP 2 でも同様の音作りが可能なので参考にしてみて下さい。
ここでは、上記動画の概要を記載します。
ワークフロー解説
プリセットの選択
音作りは必ずプリセットをカスタマイズする形で行います。ToneCloud で配布されているAMP MATCH プリセットがオススメですよ!!
動画では、お気に入りのMarshall Silver Jubilee プリセットを使用して音作りをしています。

各セクションの概要
BIAS Mini Guitar / BIAS AMP 2 ははアンプヘッドのカスタマイズができるというのがウリで、プリアンプやトーンスタック等、それらのセクションが集まってひとつのアンプヘッドを形成するような形になっています。
動画では、ギターサウンドに対する各セクションの役割をザックリと説明しています。
- PREAMP – 歪のキャラクターを調整する
- TONESTACK – ギターアンプの音色(トーン)を調整する
- POWER AMP – 音のハリを調整する
- TRANSFORMER – ギターのコンプ感を調整する
- CAB – どのような音で収録するか調整する
※今回の動画ではものすごくザックリと説明しています。実際はPOWER AMP でも歪のキャラを選べますし、TRANSFORMER でトーンも調整できます。それらの細かいことは、今後のチュートリアル動画で説明していく予定です。
カスタマイズ実践
僕自身のワークフローを紹介しています。
まず、プリアンプの真空管を交換して歪のキャラを変えています。
より真空管らしいドライブ感を得るため、パワーアンプのSPLITTER GAIN を調整しています。SPLITTER GAIN では真空管らしい押し出し感をコントロールできます。
ギターヘッドのフロント部分に移り、プリアンプとパワーアンプのゲインのバランスを調整します。今回は、プリアンプのゲインを絞った上でパワーアンプのゲインをプッシュし、その後で気持ちいいドライブ感が得られるまでプリアンプのゲインをプッシュしています。
最後にトランスフォーマで音のアツさとトーンを調整しています。
使用ギター、使用プリセット等で音作りは変わってきますが、調整している箇所のほとんどが上記のパラメータです。