基本的にミックス時にバスコンプってあまり使わないんですが、今回紹介するWaves Kramer PIE Compressor は今後使用機会が多くなるバスコンプになりそう!!

Waves Audio - 日本 - Kramer PIE Compressor
伝説的なプロデューサー/エンジニアであるEddie Kramerと共にWavesが開発したPIE Compressorは、LondonのOlympic Studiosで歴史的セッションの数々で実際にEddieが使用した
Waves Kramer PIE Compressorについて
ザックリ。
- トラックの膜がとれて突き抜けてくる感じ
- 他のバスコンプには見受けられないレシオ1:1
トラックが突き抜けてくる
Kramer PIE Compressor の特性を一言で表すと“ヌケが良くなる”コンプ。
※適用前
※適用後
デフォルトの設定からリダクション3db – 5db 付近を狙う感じでスレッショルドを調整したのが上記。ドラム全体、特にスネアがスコンスコンとヌケまくっている。普段はリダクション3db 付近を狙って使うので、上記よりも多少控えたバスコンプの使い方をするかな。
このヌケの良さはマスター処理でのトータルEQ やコンプ等の処理によって如実に現れてくるのも特徴のひとつ。
通すだけという使い方
Kramer PIE Compressor のもうひとつの特徴は、レシオに”1:1″があること。
リダクションさせることなく、Kramer PIE Compressor の質感のみ付加することができる。
上記のように、通しただけでまんべんなく倍音が付加されるので、プリアンプの味付け的な使い方も期待できる。
バスコンプとしてヌケる効果を期待するも良し、通すだけの味付けを期待するも良し。この突き抜けるようなサウンドを是非味わってみて欲しい。