個性的なきらびやかなサウンドを手に入れよう!!WAVES Aphex Vintage Aural Exciter

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どうやって埋もれがちなサウンドを際立たせるか。

これまではEQ で特定の帯域を突くことでサウンドを際立たせたけど、これからはコレ1発で良いんじゃないか?ってプラグインに出会ってしまったっ!!

今回紹介するWAVES Aphex Vintage Aural Exciter は名前の通りエキサイターに該当するプラグイン。ただ、こいつはそこら辺に転がっているエキサイターとまるで違うのだ!!

Waves Audio - 日本 - Aphex Vintage Aural Exciter
Aphex Vintage Aural Exciterプラグインは、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、ジェイムス・テイラーを初めとする多くのアルバムを手がけ、オリジナルのAural
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独特のきらびやかなサウンドを手に入れよう!!Aphex Vintage Aural Exciter

エキサイターとは原音を歪ませることで、原音にはない倍音を生み出し付加するエフェクト。

倍音を生み出すというのがポイントで、これによって音がシャキーンっ!!と立ってくる。ただ、その反面、かけすぎるとシャリシャリした耳に痛いサウンドになってしまうので、基本的には薄くかけるのが良しとされる(という認識)。

エキサイターとエンハンサーの違いについて音源で比較してみた | 96bit-music
エキサイターは、音に歪みや倍音を加えることで、サウンドをよりはっきりとさせ、特にギターやボーカルの明瞭さを増すのに役立ちます。 エンハンサーはサウンドのダイナミクスとテクスチャを改善し、低音や高音のレベルを調整して、よりバランスの取れた周波数レスポンスを実現します。
エキサイターとエンハンサーの違いについて音源で比較してみた | 96bit-music
エキサイターは、音に歪みや倍音を加えることで、サウンドをよりはっきりとさせ、特にギターやボーカルの明瞭さを増すのに役立ちます。 エンハンサーはサウンドのダイナミクスとテクスチャを改善し、低音や高音のレベルを調整して、よりバランスの取れた周波数レスポンスを実現します。

サウンドキャラクター

エキサイターは薄くかける。今でもそう思ってはいるけど、今回紹介するAphex Vintage Aural Exciter はその認識が良い意味で裏切られているエキサイターだと思う。

というのは、エキサイターをかければかけるほど、Aphex Vintage Aural Exciter が持っているサウンドキャラクターが如実に出てくるから。で、そのサウンドキャラクターを一言で言い表すならば、1980 年代のきらびやかなサウンドと形容できる。

※Aphex Vintage Aural Exciter OFF

上記のトラックにAphex Vintage Aural Exciter を適用してみる。

※Aphex Vintage Aural Exciter ON

ドラム、ベース、ギター全トラックにAphex Vintage Aural Exciter でガッツリと倍音付加してみた。ジャキッ!!とした質感を感じてもらえるかな?どこか無機質ながらきらびやかで派手なサウンド。これってまさに1980年代のサウンドだと思うんだ!!

当然、このサウンドキャラクターが嫌いな人もいると思う。

そういう方は、今まで通り薄くかけて際立たせれば良い。

つまり、Aphex Vintage Aural Exciter はこれまでのエキサイターと同じような使い方ができる上に、より過激により癖の強いサウンドキャラクターにすることもできるってこと。

モードと音の違いについて

Aphex Vintage Aural Exciter を使う上でポイントになるのが4つのモード。

モードの効果や使い方は諸先輩方のブログ等に任せるとして、ここでは一番使用機会が多いと思うMIX1 とMIX2 の違いについて話したい。

一言で言えば、シリアルかパラレルかの違いで、MIX1 がパラレル処理で原音とエフェクト音をミックスしながら使うのに対し、MIX 2 がシリアル処理で原音にエフェクトを直接かけて使用することになる。

MIX 1 について

MIX 1 はパラレル処理のため、原音とエフェクト音のミックス量を調整するようなイメージで。エフェクトを足せば足すほど中低域から中域にかけてDIP することでサウンドキャラクターが如実に出てくる。

大体、MIX 量が12 時前を過ぎたあたりからDIP が始まる。

そのため、サウンドキャラクターをあまり付加したくない方は12 時より手前で、サウンドキャラクターを付加したい方は12 時以降で使うのがオススメ!!

また、インプット量でも倍音の付加具合が変わってくるので、例えばMIX 量を12時手前にしておいてインプットを突っ込むことで、サウンドキャラクターを付加することなく、より音を際立たせることも可能。

基本的にはMIX 1 が一番使用頻度の高いモードになると思う。

MIX 2 について

MIX 2 はシリアル処理のため、原音に直接エキサイターを適用する形になる。

面白いのがその効果で、12 時手前までは僅かにエフェクトが掛かる程度、12 時過ぎてから中高域のDIP が起こり音が丸みを帯びてくるんだ!!

そのサウンドキャラクターは前述した無機質とはまるで正反対。本当に暖かみのある太いサウンド。なんでエキサイター挿してこんなサウンドになるのかよく分からないんだが笑。ただ、これがまた超気持ちいい!!

個人的にMIX 2 モードは、この周波数DIP による暖かみを得るために使いたい。

オススメの使い方

個人的にオススメなのが、ガッツリかけて音を際立たせながら独特のサウンドキャラクターを得る使い方。で、その時に一度全トラック(ステムトラック)に挿して欲しい。全トラックにサウンドキャラクターが付加されることで、各トラックがめちゃくちゃ馴染んでくるんですよね!!

あと、当然抜けを良くしたい時。

エキサイターでありがちな耳に突くシャリシャリ感がほとんどないので、色んなトラックに使うことができる。

また、エキサイターは原音に含まれていない倍音を生み出して付加するエフェクト。そのため、高次倍音を予め付け加えた上でEQ 処理することで、より効きの良いEQ 処理が期待できる。

Aphex Vintage Aural Exciter 1台あるだけで、音作りの幅が断然広がる。是非、独特のサウンドキャラクターを体感してみて欲しい。