【BIAS FX 2】音作り解説 – 粒立ちが良く太いロックギターサウンドを作ってみよう

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今回の動画では、Positive Grid のBIAS FX 2 の音作りワークフローの一例として、粒立ちが良く太いロックギターサウンドを作っています。

具体的には、前回の演奏動画で弾いたBOOWY Marionetteのバッキングの音作りになります。

今回はコンプとかブースターとか、色んなペダルエフェクターを使うので、どのようにエフェクターを組み合わせて音作りすればいいか分からない方は、今回の動画を参考にして下さいね!!

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BIAS FX 2 でロックギターサウンドを作ってみよう!!

アンプを選択しよう!!

まずは音の元となるアンプを選択します。今回の動画ではFender Super Reverb モデリングを選択しています。

キャビネット周りを少しカスタマイズしています。

まず、収録マイクにコンデンサーマイクC414 を追加することでふくよかさを足しており、キャビネットを歪みのサウンドに適したClosed Back に変更しています。

僕が音作りする際、ダイナミックマイクMD421 とコンデンサーマイクC414 を組み合えあわせて音作りすることが多く、この2本のマイクの混ぜ具合によって色んなサウンドキャラクターにすることができます。

今回はMD421 のジャキッとした質感をメイン、そこにC414 のふくよかさを足すようなセッティングにしています。

オーバードライブで歪ませよう!!

先程作ったアンプサウンドを、歪みペダルを使って歪ませます。

今回はIBANEZ TS系 TS808 をモデリングしてそうな808OD というペダルを使い、粒立ち良く少しクランチのかかったナチュラルなサウンドを狙って音を作っています。

ここでのポイントはトーンコントロールで、トーンを絞り気味にして太さを出すセッティングにしています。

ステレオ感を出そう!!

音を広げる方法として、例えばコーラスで広げるとか色々ありますが、動画ではデュアルチャンネルにしてLR で振ることでステレオ感を出しています。

ただし、この2系統が同じ音だとLR で振ってもセンターから鳴って広がり感が感じられないので、追加したチャンネルのサウンドを先程作った音よりも太さが出ているような、そんなサウンドに変えています。

ブースターで音の張りを出そう!!

デュアルチャンネルで音を作っている場合、前段にブースターを挿して張りを出すことが多いです。

今回はXotic RC Booster をモデリングしているブースターで少しLEVEL をツッコミ気味にして張りを出し、GAIN を上げて太さを出しているようなイメージで調整しています。

コンプで粒立ちとアタック感を調整しよう!!

API 2500 をモデリングしてそうなコンプを使って、粒立ちとアタック感を調整します。

コンプをかける際、コンプでどういうサウンドにしたいのか?によって、その設定が変わってきます。

今回は粒立ちを揃えつつアタック感のあるサウンドを狙いたいので、アタックタイムは音の頭を潰さないような”やや早め”、リリースタイムは音像を前に出したいので”早め”で設定しています。

また、レシオはとりあえず3:1ぐらいにしておいてから、都度調整していく感じです。

僅かにリダクションされるぐらいにスレッショルドを調整し、あくまでナチュラルにコンプがかかるようにしています。

トータルEQ で音を整えよう!!

最後にEQ で全体のサウンドを整えましょう。今回はMANLEY のEQ をモデリングしてそうなStudio EQ を使っています。

今回使っているStudio EQ は低域と高域のカット&ブーストで太さや張り、抜けの全てをコントロールすることができる最強のEQ で、BIAS FX 2 で音を作る際、僕は必ず使ってます。

今回は太さを出すために120Hz をブースト&カットし、抜けを出すために3kHz をブーストするのと同時に耳が痛くなりがちな8Khz からカットしてます。