さほど鍵盤に明るくない僕は、ピアノのミックス処理で毎回迷う。処理のスタンダードが分かっていないので、アレやったりコレやったり時間がかかってしまう。
もっと簡単に良い感じにしてくれるプラグインはないものか?とずっと思ってところ、遂に見付けてしまいましたよ!!誰でも簡単にピアノを良い感じにしてくれるプラグインを!!
僕が大好きなWaves Signature Series のGreg Wells PianoCentric
キビキビとした抜けるピアノサウンドがワンノブ仕様で簡単に作れるんだけど、その逆のローファイサウンドも作れてマジで良い!!てか、このローファイサウンドはトラックメイカーの人だったら絶対欲しくなるサウンドだと思う!! pic.twitter.com/VvqvZUTO3q— Yuuki-T@毎週土曜DTMチュートリアル動画投稿 (@project0t) March 25, 2020
今回はワンノブ仕様で誰でも簡単に扱える最強のプラグイン、Waves Greg Wells PianoCentric を紹介するよ!!

簡単操作で抜群の効果!!Greg Wells PianoCentric
ピアノのミックス処理を行う場合、コンプやEQはもちろん、ダブリングさせるためのコーラスや空間系のディレイ等、実は多様なエフェクト処理が必要だったりする。なので、慣れていない僕は毎回迷ってしまう。
しかし、だ。
それらの処理を1つのプラグインで、それも基本サウンドは1つのノブで解決できるとしたらどうだろう?
ノブを回すだけ!!
やることは簡単。中央のノブを回すだけ。マジでコレだけ。
内部的にコンプとかEQ といったピアノサウンドをつくり上げるための諸々の処理をやっているけど、内部で何をやっているのか、そんなこと考える必要はない。楽曲の中で馴染むポイントにノブを合わせるようなイメージで回すだけだ。
Greg Wells PianoCentric の特筆すべき点は、ピアノサウンドについて2つの異なる方向性が用意されていること。
クリアでパンチのあるハイファイなサウンド
ノブを右に回すとクリアでパンチのあるハイファイなサウンドになる。
※Greg Wells PianoCentric OFF
※Greg Wells PianoCentric ON
ミックス内で抜けながら他トラックに干渉しないクリアな仕上がりになるのが特徴。普段のミックスでは、右に回すことが多くなると思う。
楽曲を流しながらノブを回してスィートスポットを探すような感覚で調整してみよう!!
クランチ感のあるローファイなサウンド
ノブを左に回すことで、クランチ感のあるローファイなサウンドになる。
※Greg Wells PianoCentric OFF
※Greg Wells PianoCentric ON
このようなローファイなサウンドを得るための処理は特に難しいと思う。それを中央のノブひとつで簡単に得ることができる!!
太さを足すためにノブを少し左に振ってみるのはもちろん、サウンドの傾向からトラックメイカーの方はローファイエフェクトとして特に気に入るんじゃないかな?って思う。
ディレイとダブリングで楽曲に馴染ませよう!!
ピアノサウンドではディレイによる残響、ダブリングによる太さの加味が不可欠。ただ、何を使ってどのように付加するか、というのが悩みの種だったりする。
その辺、このGreg Wells PianoCentric ではピアノにマッチするディレイとダブリングが付いているので、好みに応じて適用するだけでピアノに必要な処理が全て完結してしまうのだ!!
リバーブが付いていないのは、多分、楽曲内で使用しているリバーブを使って馴染ませてくれってことなんだろうね。
内部で何やってるか分からんけど、なんかめっちゃ良くなる!!
Greg Wells PianoCentric 内部では色んな処理が行われていると思う。でも、そんなの気にすることなく、楽曲内で落ち着くポイントにノブを回すだけでいい。
たったこれだけで、楽曲内で馴染むピアノになってしまうんだからヤバい。
前回アップしたギターカバー動画のピアノは、全てGreg Wells PianoCentric で処理している。とにかく扱いが簡単でサクッと処理できるため、ミックスにかかる時間が短縮できるのもデカい!!
是非みんな、使ってみてくれ!!