誰でも効果的に使えるディレイ!!WAVES Manny Marroquin Delayの魅力を解説します

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今回のYouTube動画では、僕の楽曲制作に欠かせないディレイ、Waves Manny Marroquin Delayを紹介しています。

Waves Audio - 日本 - Manny Marroquin Delay
Manny Marroquin Delayは、4度ものグラミー賞に輝いたミキシング・エンジニア、マニー・マロクィンが手がける、即戦力のディレイ・プラグインです。 複合的なエフェクトを
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Manny Marroquin Delayの魅力を解説します

ディレイは楽曲制作において欠かせないエフェクトのひとつ。特に、ディレイにリバーブや歪みなど、他のエフェクトを組み合わせるアプローチは楽曲制作において実に効果的です。

ですが、ディレイを使うことに慣れていない方にとって、ディレイと他のエフェクトを組み合わせるアプローチは、ハードルが高い使い方でもあります。

今回紹介するManny Marroquin Delayは、誰でも簡単にディレイと他エフェクトを組み合わせることができる、機能性を重視したディレイです。

他エフェクトとの組み合わせについて

Manny Marroquin Delayでは、画面上部でディレイの設定、画面下部でエフェクトを追加します。

Manny Marroquin Delayの設定について

追加できるエフェクトは、リバーブ、歪み、コーラス、フェイザーの4つ。以下のように、それぞれパラレル処理されます。

処理フロー

Manny Marroquin Delayでは、ディレイにリバーブや歪み、コーラス、フェイザーといった、4つのエフェクトを組み合わせて音を作っていきます。

王道の組み合わせ ディレイ+リバーブ

ディレイとリバーブの組み合わせは、まさに王道中の王道。

ディレイとリバーブを組み合わせることで、ディレイ自体の前後感を調整したり、トラックの広がりや深みが増すことで、包み込むような空間が演出できます。

楽曲に馴染ませる ディレイ+歪み

ディレイと歪みの組み合わせは、歪みによってディレイ音の質感を変えることで、楽曲に馴染ませることができます。

ディレイとリバーブを組み合わせることでも楽曲に馴染ませることができますが、それとは違うグルー感を得ることができます。

深みと厚みを加える ディレイ+コーラス

ディレイとコーラスの組み合わせも王道。

ディレイにコーラスをかけることで、深みや厚みのあるディレイサウンドを得ることができます。

うねりも伴う ディレイ+フェイザー

ディレイとフェイザーの組み合わせは、フェイザーの持つ特徴的なうねりによって、深みと厚みを出すことができます。

ディレイにコーラスをかけることで厚みと深みを出すこともできますが、フェイザーはうねりも伴うのがポイントです。

プリセットを活用しよう

私のようにディレイの扱いに慣れていない方は、まずはプリセットベースで使うことをオススメします。

ディレイとエフェクトを組み合わせたプリセットが多数用意されている

Manny Marroquin Delayでは、ディレイとエフェクトを組み合わせたプリセットが多数用意されています。これらのプリセットを選ぶだけで、誰でも簡単にエフェクトを活かした効果的なディレイサウンドを得ることができます。

活用例1 ボーカルをダブリング

私がよく使うプリセット「Voc Dist Dblr」は、ボーカルのダブリングサウンドを得るのに最適です。

Screenshot

※Manny Marroquin Delay OFF

※Manny Marroquin Delay ON

ここでのポイントは、歪みを足しているところ。ディレイを歪ませることで、不思議と楽曲に馴染んでくれます。

※Manny Marroquin Delay OFF

※Manny Marroquin Delay ON

私が実際に使う場合は、Manny Marroquin Delayでダブリングして馴染ませた後、190msec前後のディレイと楽曲で使われているリバーブを足して、より馴染ませています。

ディレイとリバーブを追加して、より馴染ませる

※ディレイとリバーブ追加 ボーカルソロ

※ディレイとリバーブ追加 オケ中

活用例2 王道のステレオディレイ

ボーカルに王道のステレオディレイをかけたい場合は、プリセット「Stereo Delay」が効果的です。

プリセット「Stereo Delay」

※Manny Marroquin Delay OFF

※Manny Marroquin Delay ON

ここでも歪みが使われています。ディレイ単体で聞くと歪みが若干キツく感じますが、楽曲の中で聴くと自然と染んでくれます。

※Manny Marroquin Delay OFF

※Manny Marroquin Delay ON

単体で聞いた時によくても、オケと一緒に聞いたときに埋もれてしまったり、反対に主張しすぎたり、質感を整えるのに手こずったり。これらの問題はディレイにエフェクトを組み合わせることで解決します。

Manny Marroquin Delay を使えば、プリセットを選ぶだけでディレイとエフェクトの効果的な組み合わせを使うことができるのがポイント。

ボーカルのミキシングで、Manny Marroquin Delayをぜひ活用してください。

活用例3 ギターサウンドに深みを出す

もちろん、ボーカルだけでなく、他のトラックの音作りでも有効です。

※Manny Marroquin Delay OFF

※Manny Marroquin Delay ON

プリセット「Rich Guitar Delay」を選び、より深みを出すためにダブラーを足しています。シンプルなギターサウンドに深みが出ていますよね。

プリセット「Rich Guitar Delay」

ここでのポイントはフェイザー。フェイザーの持つ特徴的なうねりによって、ディレイ音に厚みと深みが出ています。

ディレイとフェイザーの組み合わせは、個人的になかなか思いつかず、使い所も難しい。それをプリセットベースで音作りすることで、誰でも簡単に効果的に使うことができます。

これまでプリセット活用の一例を紹介してきましたが、他にも様々なプリセットが用意されています。ぜひ、プリセットからディレイと他エフェクトを組み合わせたアプローチを体感してみてください。