今回の動画では、DTM 入門者がDAW 標準のエフェクトから一歩踏み出す際にオススメしたいWaves Gold バンドルについて、ギタートラックのミックス処理を通しながら、収録されているプラグインをいくつかピックアップして紹介しています。

Waves Gold バンドルは高品位なデジタル系、アナログ系プラグインがバランスよく収録されているので、実はこのバンドルだけでトラック処理やミックスを完結出来ちゃうんですよね!!
Waves Gold バンドルを活用してみよう!!
Neve系モデリングV-EQ
V-EQ はNeve 系という文字通り、アナログタイプのEQ になります。
V-EQ には3バンドと4バンドの2タイプあります。共通して言えるのは、ザックリとEQ 処理する際にめちゃくちゃ使いやすいってことですね!!
また、V-EQ のサウンドキャラクターも特徴的で、特に今回の動画内で紹介しているようなロック向けのサウンドにめちゃくちゃマッチします。EQ 処理する際は、音をより良くするイメージでブーストして使った方がサウンドキャラが際立ちますよ。
V-EQ については、過去にブログで書いてるので、そちらも参考にしてみて下さい。
マルチバンドエンハンサーVitamin
動画内では、Vitamin のエンハンス処理によって太さを出しながら広がり感をプラスしていますね。
Vitamin はマルチバンドエンハンサーによってサウンドをリデザインできるほど強力なプラグインです。動画では、各バンドのエンハンサー成分のバランスを取ってから原音をプラスして調整しています。また、マルチバンドでステレオイメージを操作できるのがイイ!!
Vitamin については、過去にブログで書いてるので、そちらも参考にしてみて下さい。

ギター、ベースに理想的なRenaissance Axx
Renaissance Axx は特にギターやベースなどの楽器トラックに特化したコンプレッサーで、なんと言っても操作できるパラメーターが少ないのが特徴です。
簡単操作で抜群の効果っていうのがWaves プラグインのウリだと思ってるんですが、このRenaissance Axx はまさにそのウリを体感できるプラグインだと思います。
動画内で解説しているように、僕はある程度リダクションさせるようにスレッショルドを調整した後、アタックタイムを調整してピッキングのニュアンスを残すように調整しています。これによって、簡単にアタック感がある太いサウンドにすることができます。
Renaissance Axx については、過去にブログで書いてるので、そちらも参考にしてみて下さい。

アナログライクなサウンドが特徴的なRenaissance EQ
Renaissance EQ は、スムーズなEQ 処理が可能で、デジタルEQ にある鋭さとは対局に位置するような柔らかさが特徴です。なので、ガッツリEQ 処理しても音が破綻しないので、めちゃくちゃ使いやすいんですよね!!
デジタルな操作でアナログ感溢れるサウンドが可能なため、トラック処理からミックスまで対応できます。また、トラックのキャライメージが崩れることなくEQ 処理できるのがイイですね。
1 バンドコンプ C1 Compressor
C1 Compressor は極めてソリッドでクリアーなサウンドが特徴的なコンプです。パラメータ通りに忠実にコンプがかかるため、自分のイメージしたコンプ処理が簡単にできると思います。
C1 Compressor はフィルターセクションでサイドチェインする帯域を指定できるのが特徴で、これによって”指定した帯域をトリガーして全体にコンプをかける”、”指定した帯域した帯域のみコンプをかける”ことができます。
動画では、指定した帯域にコンプをかけることでディエッサーとして使用していますね。
C1 Compressor については、過去にブログで書いてるので、そちらも参考にしてみて下さい。

アナログとデジタルのハイブリッドH-Delay
H-Delay はデジタル的な操作でアナログライクなサウンドが得られるディレイで、なんといっても特徴的なのがLoFi モードによるサウンドの変化だと思います。
これによって綺麗すぎるディレイを一歩引いたサウンドにして奥行き感を出しながら、フィルターによってさらに詳細にディレイ音を調整することができます。
動画では、LoFi モードを適用してディレイ音をアナログ感溢れる太いサウンドにし、アンビエントを付加するようなイメージでディレイを付加しています。アナログライクなディレイ音のため、オケの中で目立ちすぎることなくアンビエントを付加することができます。
H-Delay については、過去にブログで書いてるので、そちらも参考にしてみて下さい。
