Logic Pro X の相対オートメーションでミックスの効率化を図ろう!!

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全力ギタリスト Yuuki-T です。

Logic Pro X 10.1 からオートメーションの機能として、現在のパラーメータの値を基準として増減させる「相対」を選べるようになりました。

Choose automation modes in Logic Pro for Mac
In Logic Pro for Mac, automation modes determine whether automation is being played back or recorded, and what method is used to record automation.

ボリュームのオートメーションを書く場合、以前まではトラックのフェーダーワークをオートメーションで書く形(絶対値)でした。それが「相対」(相対値)が扱えるようになったおかげで、フェーダーの現在の位置に対してボリュームの増減を書くことが出来ます。

この「相対」のおかげで、今まで不便と感じていたオートメーション周りがすこぶる快適になっていますよ!!

相対オートメーションを活用していこう!!

僕が行うミックスでは、あらかたボリュームやパンを合わせておいた後で微調整することが多いです。仮の状態を基準とし、そこから細かく調整するという形ですね。

調整する時にはボリュームのオートメーションを細かく書いていきますが、トラックに直接書き込む絶対的なオートメーションよりも、現在の値を基準にした相対的なオートメーションの方が調整がしやすいです。

20160507-2

上記はあるトラックのボリュームのオートメーション。2 段ありますが、上がフェーダーの位置(絶対値)、下が現在のフェーダーに対してのボリュームの増減(相対値)です。

基準となる値に対して相対的にオートメーションが書ける利点のひとつとして、オートメーションを書いた後にトラックのボリュームを上げたい場合に、基準となるフェーダーを動かすだけで良いという点が挙げられます。

以前までは、ボリュームのオートメーションを書いた後にトラックの音量を上げたい場合、オートメーションを全選択して書き換えてあげなくてはいけませんでした。

20150507-1

それが、相対オートメーションによってミキサーのフェーダーを動かすだけで調整出来ます。

ミックスの最終段階では全体を聞きながらトータルでトラックのボリュームの確認をすると思います。その時に、意外と「このトラックのボリューム大きくしたい/小さくしたい」というのが出てくるんですよね笑。しかも、細かい単位で。

その際、ミキサーのフェーダーにだけ意識していれば良いので、最終的な調整がものすごくやりやすいと思いますよ!!