Logic Pro X にはStudio Strings という、表情豊かな演奏が可能なストリングス専用音源が付いています。主要なアーティキュレーション(演奏技法)が揃っている上に、サウンドもそこそこ良いですよ!!
Logic Pro X 付属ストリングス音源 Studio Strings
音質について
正直、サッと鳴らした時は”可もなく不可もなく”といったイメージでした。サウンドにそこまで派手さはないし、アタックも若干弱め。
※Studio Strings 単体
ただ、よくよく聴いてみると、良い感じに太さがありつつ倍音がしっかり乗ってるので、EQ 等のエフェクト処理で大きく化けるんですよね!!Studio Strings 単体で派手さを感じなかったのは、きっと生音に近かったからだと思う。
※エフェクト処理後
エフェクト処理によって、良い感じに鳴ってますよね!!
ストリングス音源を使う場合、バイオリン、ビオラ等のストリングスセクションが固まっているアンサンブルを鳴らすのか、バイオリン、ビオラ等を単体で使うソロを鳴らすのか、ジャンルや用途によって分かれる。Studio Strings はそれらを全て網羅してます。
EQ 等のエフェクト処理で大きく化けると書いたけど、それって結局はエフェクト処理込みの音源ってことなんですよね。なので、エフェクト処理が苦手な方にとって、その点がひとつの壁になるかもしれない。
主要なアーティキュレーション完備!!
アーティキュレーションが充実しているかどうか。
ストリングス音源を語る上で一番大事なのが、このポイント。アーティキュレーションが充実していれば、よりリアルで表現力のあるサウンドになりますからね。
Studio Strings はDAW 付属音源とは思えない程、アーティキュレーションが充実しています。
サスティンとスタッカートで乗り切る僕からすると、”それどこで使うの?”っていうのがありますが、まぁ使う人は使うんでしょう!!劇伴やオーケストレーションで十分か分かりませんが、歌モノであれば十分すぎる程、充実してると思います。
どんな人にオススメなのか
音質がそこそこ良い、アーティキュレーションが充実してると書きましたが、専用音源にはそれら全ての面で劣ると思っています。ただ、僕のように普段ストリングスをあまり使わない人って、専用音源をわざわざ買わないと思うんですよ。
実際、僕は専用音源を持ってないです。
そんな人がストリングスを使ってみたい、自分の楽曲に取り入れていたい、その時にファーストチョイスするのがStudio Strings であり、オススメしたい音源ですね。
先日アップしたBiSH/プロミスザスターのギターカバー動画でストリングスがどうしても必要だったんですが、Studio Strings を使うことで解決しました。
Logic Pro X にこのような専用音源が付属されているのは、ユーザーとして嬉しい限りです。