前回、前々回とWaves のKramer Master Tape を使ったサウンドテクニックについて解説しました。


これまで解説した使い方は、どちらかと言うと味付けに終始するような使い方ですが、実はKramer Master Tape を使うことでトラックをより太く、より存在感のあるサウンドに仕上げることもできます。
その鍵になるのはテープ特有のワウフラッター効果とテープディレイなんですよね!!
ワウフラッターとテープディレイで存在感を出そう!!
味わい深いテープディレイを使ってみよう!!
Kramer Master Tape にはディレイが付いてて、なんとも味わい深いテープディレイサウンドを得ることができます。
このディレイを使うことで、トラックに厚みを出すことができます。
※ディレイOFF
※ディレイON
厚みを出す場合、30msec 前後のディレイタイムを基本としたショートディレイをかけましょう。また、ディレイのエコータイプをスラップバックにすると、より厚みが出ますよ!!
ワウフラッター効果で独特の揺れを加えよう!!
テープ系プラグインではお馴染みのワウフラッター効果によって、サウンドのピッチや音量の揺れ幅を調整することができます。
今回のようなオルガンやエレピといった鍵盤に相性が抜群で、ワウフラッターによって独特の太さや存在感を出すことができます。
※ワウフラッターOFF
※ワウフラッターON
サウンドのピッチや音量が揺れてモジュレーションがかかったようなサウンドになってますよね!!これによって独特の太さや存在感をプラスすることができます。
まとめ
Kramer Master Tape 適用前と適用後のサウンドを聴き比べると、その違いが一目瞭然でしょう。
※Kramer Master Tape OFF
※Kramer Master Tape ON
このように、ワウフラッターとテープディレイを効果的に使うことで、トラックをより太く、より存在感を出すことができます。
テープ系プラグインと聞くと、どことなく味付けに終止するようなイメージがあるんですが、このKramer Master Tape は決して味付けに留まらず、音作りとしてのサウンドアプローチも可能です。
皆さんも是非、これまでの解説動画を参考にして、Kramer Master Tape で楽曲作りを楽しんでみて下さい!!
