以前、Waves の各バンドルの特徴を解説しながら、オススメのバンドルを紹介しました。

複数のプラグインをひとつにパッケージングしたバンドルを紹介しましたが、Waves のバンドルには著名なエンジニアが監修したプラグインをひとつにパッケージングしたバンドルもあります。
その中で、皆さんにオススメしたいバンドルが、今回紹介するエディ・クレイマー監修 Tape, Tubes & Transistors バンドルになります。

癖の強い最高のアナログサウンド!!Kramer TTT バンドル
Tape, Tubes & Transistors バンドルとは
Tape, Tubes & Transistors バンドルとはその名の通り、テープ系プラグインKramer Master Tape、Helios ミキシングコンソールのHA/EQ を忠実にモデリングしたHLS Channel、PYE コンプレッサーをモデリングしたPIE Compressor の3つのプラグインが収録されているバンドルで、どれもアナログ感溢れる癖の強いサウンドが特徴です。
個人の好みによって良し悪しが左右されますが、その癖のあるサウンドが一度好きになると、このプラグインじゃないと満足できないと言ってもいいぐらい、ある意味では中毒性の高いサウンドを得ることができます。
収録されているプラグイン紹介
ここからは、Tape, Tubes & Transistors バンドルに収録されている各プラグインについて、個別に解説していきます。
Kramer HLS Channel
Helios ミキシングコンソールからマイクプリとEQ 部分を取り出したモデルになります。
サウンドキャラは一言でいうと、シャリつくサウンドキャラですが、その独特の癖によってサウンドの張りがグッと増します。
過去にサウンドデモ付きでレビュー記事を書いています。詳しくは以下の記事を見て下さい。

マイクプリの質感、EQ でブーストした時のサウンドの張り。このような他のEQ にはない独特の癖の強さによって、サウンドが生き生きとしてきますよ。
PIE Compressor
一言でいうと、抜けが良くなるコンプです。
個人的にドラムのバスコンプで使うことが多く、心地よいサチュレーションによって音が軽やかに抜けてきます。ポップスからロックまで幅広く使えるバスコンプだと思いますよ。
以前、目的別ドラムのオススメバスコンプとして、PIE Compressor をサウンドデモ付きで紹介しています。詳しくは以下の記事を見て下さい。

Kramer Master Tape
皆さんがイメージするアナログテープサウンドには、“サウンドに暖かみを加えてくれる”とか”丸みが帯びる”とか、”独特のコンプレッション感”等色々あると思います。
Kramer Master Tape では、まさにそういったサウンドを得ることができます。
アナログテープサウンドならではのサウンドを得るアプローチについて、サウンドデモ付きで過去に解説しています。詳しくは以下の記事を見て下さい。

また、Kramer Master Tape はディレイも付いています。このディレイがまさにテープエコーといった感じで、アナログ感溢れる本当に気持ちいいディレイなんですよね!!
ワウフラッターとテープディレイを生かしたサウンドアプローチについて、サウンドデモ付きで過去に解説しています。詳しくは以下の記事を見て下さい。
