DTM で音楽を楽しんでいる方の多くが、アナログの質感に憧れるはず。
今回紹介するWaves Greg Wells ToneCentric は、ワンノブ仕様という超シンプルなインターフェースでありながら多彩なアナログ感が付加できます。特に、DTM 初心者の方の最初の1 台としてオススメしたいプラグインですね!!

1つのノブで多彩なアナログ感を手に入れよう!!
ワンノブ仕様という超シンプルなインターフェース
まず目を引くのが中央の大きなノブ。ノブの上げ下げで、アナログ感を付加します。
ノブによってアナログ感の”強弱”をコントロールするんでしょ?と思われそうですが、ToneCentric はそれだけじゃないんですよ。
ノブの位置で質感が変わる!!
ノブの位置によって効果の強弱だけでなく、得られるアナログ感が変わるのがToneCentric の最大の特徴。ひとつのノブで多彩なアナログ感を得ることができます。
ノブの値が小さい時は、軽いコンプレッション感と伸びやかな中高域が特徴的。中高域が伸びているためか、音の濁りが緩和されているようにも感じます。
※ToneCentric OFF
※ToneCentric ON TONE 0
そこからノブをグッと上げて50 付近に差し掛かってくると、低域から中低域にかけて持ち上がってきます。テープに通したようなサウンドですね!!
※TONE 50付近
そこからさらにノブをプッシュすると、中域の飽和感が気持ちいいサウンドになります。アナログの飽和感が足されたようなサウンドですね!!
※TONE 90付近
このように、ノブの位置によって得られる質感が異なるのが特徴。ToneCentric ひとつで色んな質感が楽しめます。
また、ノブがどの位置であっても、耳に痛くならないサウンドなのが良いですね!!このようなシンプルなプラグインは、どこか大味になりがちですが、ToneCentric はあくまで音楽的。トラックが豊かなトーンで満ちてくる、そんな印象です。
ワンノブ仕様という超シンプルなインターフェースでありながら、多彩なアナログ感が付加できるプラグインはあまり見かけないので、気になった方は是非、Waves Greg Wells ToneCentric を試してみて下さいね。